株式会社三菱総合研究所

December 20, 2021行動変容FCP(実践編 Part1)実施テーマ候補

行動変容FCP(実践編)では、具体的なテーマを設定し、行動変容を実際に起こすにはどうすれば良いかをワークショップ形式で検討します。
Part1では、下記3テーマを候補といたします。

実施テーマ候補

  1. 行動拡張 ~デジタルとともに、街に出よう。そして社会とつながろう~
    コロナ禍での様々な制約やライフスタイルの変化により、外出の機会が減少しています。その結果、健康面などの様々な課題が、新たに生じています。
    しかしながら、例えば「将来の健康のため、毎日外で運動した方が良い」と言われても、実際には腰の重い方々が、多いのではないでしょうか。普段から在宅勤務などで、外出機会が少なく多忙であれば、なおさらです。
    このような「外出しにくい人々」の外出を促進するためには、どうしたらいいでしょうか。彼らの潜在的な興味や欲求を、実際の具体的な外出行動に結び付けていくには、何が効果的でしょうか。本テーマでは、人それぞれの好み・価値観や許容できる条件に応じて、パーソナライズした多様な外出に向けた行動拡張(行動機会の増加・質向上)の具体的な施策を検討します。本人だけでなく、地域経済活性化やSDGs活動推進など、社会全体のウェルビーイング向上に繋がるような施策を探ります。

  2. メンタルケアへの行動変容 ~ポピュレーションアプローチとハイリスクアプローチ~
    コロナ禍での孤独の増加等もあり、人々のメンタル面での健康リスクが高まっています。実際、日本でのうつ病やうつ状態にある人の割合は2013年に7.9%だったのが2020年には17.3%と2倍以上に増加(OECD調査)しています。リモートワークが定着し、一人で過ごす時間が長くなったことから、この傾向は今後も継続する可能性があります。一方、日々の生活にメンタルケアを取り入れている人は少なく、症状が重くなっても治療に向けた対策がとれていないケースも少なくないようです。
    こうした背景のもと、本テーマでは、各自がメンタルリスクへの取り組みへの行動変容を起こしていくうえで、①一人一人にメンタルケアの大切さを知って日々の予防行動をとってもらうポピュレーションアプローチ、②うつ予備軍になりつつあるハイリスクな人へ介入するハイリスクアプローチの2つの側面から検討を行います。

  3. 「自律的なキャリア形成」の第一歩を踏み出すには
    人生100年時代、今後働く期間が長くなることは必然です。その一方、AIの進展や様々な技術革新により、働き方が劇的に変わっていくことが予想されます。こうした背景のもと、キャリア形成において、企業ばかりを頼らず、自律的にキャリア構築する必要性が高まっています。
    しかしながら、まだ「自律的にキャリアを考える」必要性はわかっているものの、一歩踏み出せない人、今のままでなんとかなるのではないか、と思っている人が多いのでないでしょうか。
    こうした人に「最初の一歩」を踏み出してもらうにはどうしたらよいか、を検討します。
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