株式会社三菱総合研究所

June 16, 2021ICF-BAP2021募集テーマ(水・食料)

募集テーマ詳細

「すべての人に安全・安心な水・食料が行きわたる社会」を実現するためには、下記の社会課題の解決が重要です。 解決に貢献する社会インパクトのあるビジネスアイディアを募集します!

社会課題詳細説明解決のための糸口
①国内の農水産業の低生産性(低所得)と就労者・後継者の不足他産業に比べ、農業や漁業は生産性が低く、若者にとって必ずしも魅力的な職業選択肢になっていません。そのため、担い手が不足し、産業としてのサステナビリティが問題となっています。農地集約や機械化・ICT化を通じた生産性向上、新規就農希望者の発掘と儲かる農業とのマッチング、副業あるいは生きがいとしての新時代の兼業農業
②サプライチェーンの効率性・信頼性の不足食のサプライチェーンは、安全安心面の観点からトレーサビリティ向上(食品偽装や食品テロ等などへの対応を含む)、食品ロス・食料廃棄への対応、低労働生産性(ICT化の遅れや物流危機など)への対応など、様々な課題を抱えています。生産・供給・消費の見える化による高効率化、食のトレーサビリティ向上、輸出拡大に向けたプラットフォーム
③世界的な農業の環境負荷の顕在化現状のトレンドでの食料消費構造の持続可能性が問われています。畜産業の環境負荷(飼料穀物生産のための灌漑農業の水、土壌問題も含め)は今後、より一層、世界共通の課題になっていくと予想されます。植物工場など既存農業の延長線上のイノベーション、培養肉・ゲノム編集など新しい食料生産システム、既存農業の有機農業化・CO2ゼロエミッション
④遊休農地の増加と再エネ普及拡大の必要性非耕作地、耕作放棄地は増加の一途をたどっています。有事の食料自給力維持のための農地の保全、社会全体でのカーボンニュートラルの実現に向けて、農地の有効活用が求められています。農地管理・集積拡大を実現する仕組み、再エネ普及に向けた農地活用の新しい仕組み
⑤利用可能な水資源の不足世界的に水需要の増大が続く一方、基礎インフラの整備が遅れる国・地域は少なくありません。水の絶対量確保と、水質改善が求められています。また、水インフラ機能が確保されている国・地域でも、需要に応じた供給システムの構築が重要です。水の絶対量確保と水質改善を実現する仕組み、需要に応じた供給システム構築

社会課題INDEX

MRIが着目する社会問題について、定量的に可視化しています。社会にもたらす影響(インパクト)をご参考にして頂くことで、ビジネスアイディアのブラッシュアップにご活用ください。※PCでの閲覧推奨

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