株式会社三菱総合研究所

July 01, 2022ICF-BAP2022募集テーマ(水・食料)

募集テーマ詳細

「すべての人に安全・安心な 水・食料が行きわたる社会」を実現するためには、下記の社会課題の解決が重要です。 解決に貢献する社会インパクトのあるビジネスアイディアを募集します!

社会課題詳細説明解決のための糸口
①世界的な食料生産・流通・選択における環境負荷の顕在化●現状のトレンドでの食料消費構造の持続可能性が問われています。
●食料生産、流通、食行動の選択等における環境負荷(飼料穀物生産のための灌漑農業の水、土壌問題も含め)は今後、より一層、世界共通の課題になっていくと予想されます。
●そのため、食料生産・消費のあらゆるプロセスにおける環境負荷低減の取組を考えることが重要となります。
既存農業の延長線上のイノベーション、新しい食料生産システム(植物工場、培養肉・ゲノム編集など)
食品生産・流通における環境負荷低減技術(牛のメタン排出を低減する技術+その訴求を生産者・小売り・外食などにパッケージとして提案できるビジネスなど)
食品選択や飲食行動を、環境によい方向、より健康的な方向に促すサービス(ターゲット/流通・外食向け、価値/消費者のスマートな消費志向を喚起することによって差別化を実現できるようなプラットフォームサービスなど)
②サプライチェーンの効率性・信頼性の不足●食のサプライチェーンは、安全安心面の観点からトレーサビリティ向上(食品偽装や食品テロ等などへの対応を含む)、食品ロス・食料廃棄への対応、低労働生産性(ICT化の遅れや物流危機など)への対応など、様々な課題を抱えています。生産・供給・消費の見える化による高効率化、食のトレーサビリティ向上、輸出拡大に向けたプラットフォーム
③食の多様性の確保とコミュニケーションへの活用●「孤食 」「 個食 」 が増加する中、栄養摂取の偏りや不足を招くことも問題となっています。また幼少期の孤食は成長期の身体や心にも影響を与えます。
●特にポストコロナ社会では 、 食を通じた多様なコミュニケーションが求められており、食プロセスを通じたコミュニティ形成など、豊かな社会実現のために食に求められる役割は大きいと考えられます。
●食材を作る、調理するプロセスの共有
●食べるプロセスにおけるコミュニケーションの仕組み・地域コミュニティ形成

社会課題INDEX

MRIが着目する社会問題について、定量的に可視化しています。社会にもたらす影響(インパクト)をご参考にして頂くことで、ビジネスアイディアのブラッシュアップにご活用ください。※PCでの閲覧推奨

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