株式会社三菱総合研究所

June 16, 2022ICF-BAP2022募集テーマ(エネルギー・環境)

募集テーマ詳細

「すべての人が持続可能でクリーンなエネルギー、資源、環境を享受できる社会」を実現するためには、下記の社会課題の解決が重要です。 解決に貢献する社会インパクトのあるビジネスアイディアを募集します!

社会課題詳細説明解決のための糸口
①エネルギー供給側の脱炭素の加速が必要●エネルギー供給においては、安定供給、経済効率性、環境への適合、安全性の持続的な実現が求められています。カーボンニュートラルの実現に向けて、再生可能エネルギーの最大限の導入を図ることが重要です。
●併せて、再エネ以外の脱炭素電源(原子力発電)の利用、さらには脱炭素の技術イノベーションとして、カーボンリサイクル(DACCS等)や水素等の技術革新が必要です。
脱炭素に向けた技術イノベーション、分散型の新しいエネルギーシステム(仮想発電所、マイクログリッドなど)、再生可能エネルギーの予測誤差の最小化と蓄電システムとの組合せ
②需要側にも省エネ・脱炭素の余地大●大幅な脱炭素化を進めるためには、エネルギー需要側の更なる省エネ・脱炭素化が求められています。
●産業部門では、製造プロセスの脱炭素化、カーボンリサイクル技術、民生部門(業務・家庭)では省エネ住宅・建築普及やIoT活用によるエネルギー技術革新、行動変容を促す情報提供やインセンティブ付与の仕組みの構築が重要です。
●また、企業では、TCFD提言に沿った気候関連情報の開示が求められていますが、情報開示にとどまらず、中長期経営計画に気候変動リスクやそれへの対応を組み込むことが必要です。
省エネ・脱炭素化を促すソリューション、行動変容を促す情報提供とインセンティブ付与(環境負荷のスコア化、節電支援ツール、再エネ購入サイト、量り売り店舗検索アプリなど)
気候変動リスクに対応した事業体制構築支援(TCFD対応など)
③資源のリサイクル、有効利用が不十分●持続可能な社会の実現に向け、必要な資源・素材を確保すべく、資源の効率利用とリサイクルが不可欠です。
●都市鉱山からの資源回収・リサイクルにも課題があり、廃棄物収集プロセスの効率化、バイオマス資源利用の高度化が重要です。
小型家電製品など希少資源を含む廃棄物収集・リサイクルプロセスの効率化、バイオマス資源利用の高度化
④環境の汚染・破壊、生物多様性の損失●工場、自動車の排気ガス、石炭などが燃焼する際に排出される物質による大気汚染は、世界の死因の4番目になっています。さらには、海洋への廃棄物投棄・流出や船舶事故などのよる海洋汚染の問題も深刻です。
●汚染状況を監視・モニタリングするシステムの導入などの汚染させない仕組みや、海洋プラスチックごみの回収技術等を通して、大気・水質・土壌汚染対策が重要です。
大気・水質・土壌汚染対策、環境モニタリングを通じた事前の汚染対策ソリューション

社会課題INDEX

MRIが着目する社会問題について、定量的に可視化しています。社会にもたらす影響(インパクト)をご参考にして頂くことで、ビジネスアイディアのブラッシュアップにご活用ください。※PCでの閲覧推奨

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