株式会社三菱総合研究所

June 16, 2022BAP2022募集テーマ(モビリティ)

募集テーマ詳細

「すべての人がクリーンで自由・安全に移動ニーズが満たせる社会」を実現するためには、下記の社会課題の解決が重要です。 解決に貢献する社会インパクトのあるビジネスアイディアを募集します!

社会課題詳細説明解決のための糸口
①交通弱者を支えるモビリティ社会の構築●ニューノーマルの社会が求められる中、少ない人数の移動が可能である自家用車は重要視されつつあります。特に地方部では公共交通サービスが不十分であることも相まって、自家用車は重要な交通手段である一方で、高齢化社会の加速化により、高齢ドライバーによる運転は安全面の懸念が付きまといます。
●地方部において、自家用車に頼らない街づくりが提唱され進められてきましたが、決定打がありません。将来像として見えている自動運転車を見据えつつ、近未来のモビリティ社会の構築は重要です。
車の運転を支援する仕組み(ドライバーのモニタリング技術、周辺環境を検知する仕組み、集積した情報を活用した運転支援 など)
交通環境を整える仕組み(プライシングを支える技術、機関転換を支援するシステム など)、移動支援のための新たな取り組み(地域コミュニティの創設、カーシェアリング実現のためのアイデア など)
②ニューノーマル下での物流システムの構築●新型コロナの蔓延に伴いその拡大防止を目的とした移動の自粛・制限といった措置が各国でとられました。このため自宅に居ながらのサービス授受の動きが加速化され、特に宅急便やフードデリバリーなどの宅配需要は急激に増加しました。
●コロナ禍以前よりラストワンマイルにへの対応は重要な課題であったことも相まって、今後は、自動運転や宅配ロボット・ドローンの活用、既存交通サービスの効率的利用など、ラストワンマイルへの対応が重要となります。合わせて、移動せずに目的達成する社会サービスの探求もしていく必要があります。
ラストワンマイルの少人化/自動化(効率的な宅配のためのシステム など)、新しい配送サービス(宅配ロボット/ドローンの活用、他のモードを活用した宅配サービス など)
③モビリティの高度化に伴う快適な移動時間の実現●自動運転が現実的になり、運転への負荷軽減が進もうとしている中、特に旅行や出張等の長距離移動時間の効率的利用が着眼されています。
●業務効率化、プライベート時間の創出をはじめ、新たな移動時間の使い方に係るサービスの創造は重要と考えます。
運転に支障を来さない前提での業務効率化やプライベート時間の充実、新たな移動のあり方とこれに付随するサービスの提供(車内で提供可能なサービス、車での来場を前提とする地域活性化サービス など)
④車中心社会による負の効用●車の普及に伴い、CO2による地球温暖化、排出ガスによる大気汚染、周辺への騒音などの環境問題が発生してきました。
●また、車中心の道路整備、都市計画が進められた結果、生活する市民にとっての安全性や健康への配慮が疎かにされています。
●環境汚染対策や交通安全などに留意しつつ、新しいモビリティも視野に入れた人間中心のまちづくりが重要です。
人間中心のまちづくりに資する地域・個人の行動を支援するための仕組み(環境汚染対策や交通安全対策 など)、マイクロモビリティの開発(都市部、観光地 など)

社会課題INDEX

MRIが着目する社会問題について、定量的に可視化しています。社会にもたらす影響(インパクト)をご参考にして頂くことで、ビジネスアイディアのブラッシュアップにご活用ください。※PCでの閲覧推奨

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