株式会社三菱総合研究所

July 04, 2023BAP2023募集テーマ(エネルギー・環境)

募集テーマ詳細

「すべての人が持続可能でクリーンなエネルギー、資源、環境を享受できる社会」を実現するためには、下記の社会課題の解決が重要です。 解決に貢献する社会インパクトのあるビジネスアイディアを募集します!

社会課題
3-1
エネルギー供給側の脱炭素対応
内容◇ エネルギー供給においては、安定供給、経済効率性、環境への適合、安全性の持続
  的な実現が求められています。カーボンニュートラルの実現に向けて、再生可能エ
  ネルギーの最大限の導入を図ることが重要です。
◇ 併せて、再エネ以外の脱炭素電源(原子力発電)の利用、さらには脱炭素の技術イ
  ノベーションとして、カーボンリサイクル(DACCS等)や水素等の技術革新が必
  要です。
解決の糸口◇ 脱炭素に向けた技術イノベーション、分散型の新しいエネルギーシステム(マイク
  ログリッドなど地産地消のしくみ)が必要となる。
◇ その際、太陽光や風力等の変動型再エネの普及には、再エネ発電の予測誤差の最小
  化及び蓄電地等の分散型リソースが重要
社会課題
3-2
需要側の行動変容
内容◇ 大幅な脱炭素化を進めるためには、エネルギー需要側の更なる省エネ・脱炭素化が
  求められています。
◇ 産業部門では電化推進、製造プロセスの脱炭素化、高温熱需要の水素利用、カーボ
  ンリサイクル技術の開発等を進めることが重要。
◇ 民生部門(業務・家庭)ではZEB、ZEHの普及促進、及び個人の行動変容を促す
  情報提供やインセンティブ付与の仕組みが重要です。
◇ 運輸部門では、自動車のEV化、EV充電器の普及を進める必要がある。
◇ 企業は、TCFD提言に沿って、気候関連情報の開示、中長期経営計画に気候変動リ
  スク・その対応を組み込むことが必要です。
解決の糸口◇ 脱炭素化を促すソリューション、行動変容を促す情報提供とインセンティブ付与
  (環境負荷の見える化、節電支援ツール、再エネ購入サイトなど)
◇ 気候変動リスクに対応したTCFD対応、カーボンクレジット利活用など
社会課題
3-3
資源のリサイクル、有効利用
内容◇ 持続可能な社会の実現に向け、必要な資源・素材を確保すべく、資源の効率利用と
  リサイクルが不可欠です。
◇ 都市鉱山からの資源回収・リサイクルにも課題があり、廃棄物収集プロセスの効率
  化、バイオマス資源利用の高度化が重要です。
解決の糸口◇ 小型家電製品など希少資源を含む廃棄物収集・リサイクルプロセスの効率化、バイ
  オマス資源利用の高度化
◇ 製品・サービス設計、利用、廃棄・回収、再利用・再生・材料化など、ライフサイ
  クル全般にわたって廃棄物や環境負荷が減る・ゼロになる新たな技術や仕組み
社会課題
3-4
環境計測・分析、環境保全
内容◇ 工場、自動車の排気ガス、石炭などが燃焼する際に排出される物質による大気汚染
  は、世界の死因の4番目になっています。さらには、海洋への廃棄物投棄・流出や
  船舶事故などのよる海洋汚染の問題も深刻です。特に、海洋プラスチック問題が今
  後大きな社会問題になります。
◇ 汚染状況を監視・モニタリングするシステムの導入などの汚染させない仕組みや、
  海洋プラスチックごみの回収技術等を通して、大気・海洋・土壌汚染対策が重要で
  す。
解決の糸口◇ 大気・海洋・土壌汚染対策、環境モニタリングを通じた汚染対策ソリューション
  • Twitter
  • Facebook