株式会社三菱総合研究所

Monthly NewsJune 13, 2023Monthly NEWS 2023年6月号

活動報告

社会課題ディスカッション第1回(5月31日開催)

社会課題ディスカッション第1回はオンラインとリアルで50名を超えるICF会員にご参加いただき、盛会となりました。前半は「ウェルネス」「水・食料」をテーマに、事務局からの社会課題の解説およびグループに分かれてのディスカッションを行いました。後半のパネルディスカッションでは大和ハウス・杉本様からジェンダードイノベーション、住友生命・嶋田様からフットフレイルに関する話題提供いただきました。
第2回は「エネルギー・環境」「モビリティ」をテーマに、第1回同様、社会課題の解説およびグループディスカッションを行います。また、共創会員のNTTデータ様より「NTTデータが共創により解決したい社会課題~地方創生等を中心に~」と題してお話をいただきます。
NTTデータ様は、高齢者ウェルビーイング、女性ウェルビーイング、地方創生、住まい、サプライチェーン強靭化、モビリティの6テーマでの社会課題解決を掲げ、社会課題解決型事業の共創に取り組まれています。ぜひご参加いただき、共創のきっかけとしていただければ幸いです。
【社会課題ディスカッション第2回】
・日時:2023年6月14日(水)13時~15時
・場所:三菱総研会議室/Zoom (オンラインとリアルのハイブリッド開催)
・プログラム:
 社会課題解説(エネルギー環境分野)、グループディスカッション
 社会課題解説(モビリティ)、グループディスカッション
 NTTデータ様「NTTデータが共創により解決したい社会課題~地方創生等を中心に~」
・お申込み(〆切:6月12日)
 【会場参加】URL:https://mri.smartseminar.jp/public/seminar/view/5624
 【オンライン参加】URL:https://mri.smartseminar.jp/public/seminar/view/5625
※社会課題ディスカッション第1回に参加されていない方もご参加いただけます

Insight Report公開

2022年9月から2023年1月まで開催した生活者のカーボンニュートラル行動変容FCPの検討成果をまとめたInsight Report(FCPで得られた知見をICF事務局がレポートとしてまとめたもの)を公開いたしました。
https://icf.mri.co.jp/wp-content/uploads/2023/05/CN_Insight-Report_230523.pdf
現在、世界の主要国でカーボンニュートラル(CN)として、2050年に温室効果ガス(GHG)の排出量のゼロ化を目指しています。長期的には炭素削減などの技術開発が鍵を握りますが、短期的にはCNへ向けた生活者の行動変容が重要となります。生活者によるGHG排出量は日本では6割を占めており、行動変容は技術開発よりも短期的に成果が出しやすいためです。
本FCPでは、CNに向けた生活者の行動変容を起こすための民間による事業アイデア出しし、実現方法を検討しました。本レポートでは活動の概要と得られた知見をご紹介しています。ぜひご覧ください。

インパクト起業家ストーリー#31公開

社会課題にビジネスで立ち向かうには、起業家の人間力や組織としての力が求められます。起業家たちは何を想い、目指す世界をどのように実現しようとしているのか。社会課題解決に向けて奮闘する「ひと」に光を当てて、その内在的な理解や直面している課題の認知向上、ひいては社会としてのブレークスルーを加速することを狙いとして取材記事をお届けしています。⇒記事一覧(31社公開中)はこちら
新たに不妊治療×メンタルヘルスのninpathの記事を公開しました。ぜひご覧ください。

今後の予定(6月~7月)

共創会員サロン第1回(6/23)

今年度、共創会員間でのカジュアルな対話・交流の場として、「共創会員サロン」を開催いたします。
第1回は6月に開催し、今後は隔月で計5回の開催を予定しています。
業界・業種を問わずご参加いただけるよう、国内外における今後の経済社会、技術の潮流や動向等のテーマを取り上げます。当社や外部講師からの話題提供に加え、共創会員各社の皆さまからも情報提供やコメントをいただく参加型のプログラムといたします。
【第1回】2023年6月23日(金)15:30-17:00 ※終了後、懇親会を予定(希望者のみ)
 テーマ:「ChatGPTがもたらすビジネス変革について語りませんか」
 当社(DX技術本部)よりChatGPTの強み、弱み、本質、活用事例、課題などを話題提供。
 その後、参加各社のChatGPTへの対応・活用状況を共有いただき、意見交換を実施。
※プログラムの詳細、参加申し込みはこちらから
https://icf.mri.co.jp/activities/activities-13549/

ICF Meetup (7/6)  

ICF会員同士の交流、対話を通じて、新たなビジネスパートナーとの出会いやセレンディピティが生まれることを目指し、Meetupイベントを開催します。
今回は「ウェルネス・ヘルスケア」をテーマとし、社会課題の解決に向けた先進的な活動を実践、推進、支援されている会員の皆さまにご登壇いただきます。
健康・予防などのヘルスケア事業を行われている方、当分野で新たな事業展開を検討されている方も含め、多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
■日程:7/6(木)15:30-18:30(17時~ネットワーキング)
■場所:三菱総合研究所 永田町本社/オンライン(Zoom)
※プログラムの詳細、参加申し込みはこちらから
https://icf.mri.co.jp/activities/activities-13602/ 

カーボンニュートラルな未来を考えるSF思考ワークショップ(7/4)

三菱総合研究所と筑波大学はSF作家の思考方法を体系化し、だれでも挑戦的かつワクワクする未来を描く思考方法である「SF思考」を開発しています。本SF思考の枠組みを用い、ICFで1月まで開催した生活者の行動変容FCPの後続企画として「カーボンニュートラルな未来を考えるSF思考ワークショップ」を開催します。
カーボンニュートラルが当たり前になった未来をSFプロトタイピングで考えてみることで、将来の世の中で普及しているサービス内容や新たに起きそうな課題もイメージできるようになります。1 Day完結のイベントですのでお気軽にご参加ください。
■日程:7/4(火)15:00-17:30
■場所:三菱総合研究所 永田町本社/オンライン(Zoom)
※プログラムの詳細、参加申し込みはこちらから
https://icf.mri.co.jp/activities/activities-13590/

BAP2023募集開始(7月)(再掲)

9回目の開催となる「ビジネス・アクセラレーション・プログラム(BAP)2023」、社会課題解決に向けたビジネスアイデアの募集を7月から開始します。
スタートアップとの共創を通して、社会課題解決ビジネスの創出、社会実装に繋げていくため、今年も新しい企画を検討しておりますので、ご期待ください。

行政&地域デジタル化推進に向けた地域共創DX研究会(7/14)

人口減少・高齢化、地域の多様かつ複雑な社会課題への対応が求められる中、地域社会では公助から共助・自助へのシフトが課題となっています。この潮流をデジタル活用で加速させるため、「地域共創DX研究会」を企画しました。本研究会では、地域共創DXの一つの取組みとして「住民ポータルによる行政・地域デジタル化の推進」を官・民の皆さまで検討します。「地域共創ポータル」を地域デジタル社会の入口として、行政や地域、地域に関わる団体・企業による住民タッチポイントを増やし、コミュニケーションの強化や業務の生産性向上を目指します。
第1回の開催を7月14日に予定しております。詳細はあらためてご案内いたします。

プラチナキャリアシンポジウム(6/20)

ICFでは「長期的視点」「自律的学び」「社会課題解決」の3つを特徴としたプラチナキャリア形成を支援する企業を表彰する「プラチナキャリア・アワード」を主催しています。本年度で5回目を迎えることを記念して、6月にシンポジウムを開催いたします。
いよいよポストコロナが本格化する中、昨今リスキリングや人的資本経営の必要性が注目されています。シンポジウムでは関連する情報をご提供するほか、記念講演として東京藝術大学 清水教授にご登壇いただき「やりたかったことを見つける ~ アートシンキング - ビジネス」と題するご講演を頂きます。多くの方のご参加をお待ちしております。詳細は以下をご参照ください。
https://icf.mri.co.jp/activities/activities-13427/
・日時  2023年6月20日(火)15時~17時15分
・場所  東証ホール(東京証券取引所内)※同時にオンライン配信をいたします
・参加費 無料
・定員  50名(オンライン150名)
     ※定員に達し次第、締め切りといたします
・対象  企業の経営者、人事部門、経営企画部門のご担当者、これからの働き方にご興味のある方
<申込先>
会場参加 https://mri.smartseminar.jp/public/seminar/view/5558
オンライン参加 https://mri.smartseminar.jp/public/seminar/view/5559

会員ニュース

一般会員(ベンチャー企業)の5月のプレスリリースをとりまとめました。以下URLからご覧ください。
https://icf.mri.co.jp/wp-content/uploads/2023/06/icf_mn_202305.pdf

社会実装に関わる取り組みを中心に、ICF事務局で特に注目した記事は以下の通りです。
AIを活用した骨粗鬆症早期発見の実証実験、大幅な医療費削減効果の見込み【中間報告】|iSurgery株式会社のプレスリリース (prtimes.jp)

マイナビとELYZA、大規模言語AIの実証実験に成功、実業務に実装へ|株式会社ELYZAのプレスリリース (prtimes.jp)

サステナクラフト、自然由来のボランタリーカーボンクレジット向け調達管理・投資分析サービスのリリース|株式会社sustainacraftのプレスリリース (prtimes.jp)

利用者視点で削減貢献量を可視化!脱炭素ライフスタイルや環境配慮型製品・サービスの需要促進に貢献|株式会社テックシンカーのプレスリリース (prtimes.jp)

あんしんして過ごせるオフィスビル・まちづくりのため、Laspyと安田不動産が協業し「THE SOKO錦町」の提供を開始|Laspyのプレスリリース (prtimes.jp)

TOPICS

今月の本:「未来」とは何か:1秒先から宇宙の終わりまでを見通すビッグ・クエスチョン
(デイビッド・クリスチャン(著), 水谷淳・鍛原多恵子(訳)、2023年3月29日発行、発行元:NewsPicksパブリッシング)

本書は未来を予測した本ではない。「未来とは何か」を論じた本である。ICFの日本語名が「未来共創イニシアティブ」であることからも、われわれは未来の社会をよく議論するが、未来そのものを改めて考えるために本書は広い視野を与えてくれる一冊である。
「未来」と対をなす「過去」とその境界線としての「現在」の意味を人類はずっと昔から考えてきた。すべての未来は物理的に決まっているという決定論からは、人間は未来を変えることはできないと論じられた時代もあった。そこから不確実性を巡る哲学の考え、未来は本質的に予想できないことを実証した量子力学の話題、生物の進化と社会、倫理、宗教といったあらゆる領域から「未来」を紐解いていく。
ICFでの議論との関係では、せいぜい今後100年くらいまでの「近未来」が議論の対象であるが、本書では億年単位の未来や「時間の終わり」まで描かれており、呆れるほどの「未来」に思いを馳せることができる。そこからたちもどって「いつもの」未来を考えたとき、これまでとは違う未来像が描けるような気がしてくる。
「私たちはどんな未来を望むのか」「どんな未来がいちばん起こりそうか」「どうやって望ましい未来に舵を切れるか」。本書で掲げられた近未来を想像するためのこの3つの問いは、まさにわれわれがICFで投げかけている問いでもある。

ICF SNSのご紹介

ICFは、FacebookとTwitterでも情報発信しています。会員の皆様とのコミュニケーション、オープンイノベーションやビジネスによる社会課題解決に関心のある方への発信が目的です。ぜひフォローをお願いいたします。
Facebook:https://www.facebook.com/MRIICF
Twitter:https://twitter.com/MRI_ICF

  • Twitter
  • Facebook