株式会社三菱総合研究所

Monthly NewsOctober 18, 2023Monthly NEWS 2023年10月号

活動報告

社会課題リスト2023公開

「イノベーションによる解決が期待される社会課題リスト2023」を公開いたしました。まずはICF会員の皆さまへの先行公開となります。
今回の社会課題リストでは、新型コロナウイルス感染症の世界的流行やロシアのウクライナ侵攻などの世界情勢を踏まえて諸問題のアップデートを図りました。例えば人的資本経営の視点をとりいれ、教育人材育成分野の「学び直しを行う社会人が少ない」の問題を全面改訂したほか、国際的な議論のながれをふまえて、水・食料分野の「豊かな社会に残る不健康な食」には「栄養不良の二重負荷」(低栄養と過栄養の併存)の問題を組み込んでいます。さらにサイエンスコミュニケーションの観点からビジュアライズにも力を入れ、冊子デザインを一新しました。是非ご覧ください。


※社会課題リスト2023:「社会課題リスト2023」ダウンロードお申込みフォーム
 プレスリリース:社会課題リスト2023を公開

インパクト起業家ストーリー#39公開

社会課題にビジネスで立ち向かうには、起業家の人間力や組織としての力が求められます。起業家たちは何を想い、目指す世界をどのように実現しようとしているのか。社会課題解決に向けて奮闘する「ひと」に光を当てて、直面している課題の理解や認知向上、ひいては社会としてのブレークスルーを加速することを狙いとして取材記事をお届けしています。 ⇒記事一覧(39社公開中)はこちら
新たに、AI画像分析技術を活用する株式会社アダコテックの記事を公開しました。是非ご覧ください。

今後の予定(10月~12月)

中間報告会/ICF Midterm Gathering(10/20)

2023年度中間報告会「ICF Midterm Gathering」を10月20日(金)に開催いたします。
上期のICF活動実績と下期の活動予定について、社会課題リストやBAP2023を中心にご案内するとともに、昨期のBAPファイナリストであるNewOrdinary社と当社の共創活動の進捗状況をご報告します。
また、社会課題解決事業を持続可能な成功に導くために必要な要素である社会的インパクト評価を取り上げます。社会的なインパクトの生み出し方、評価・マネジメント・訴求方法などについて、具体的な事例を交えながらのパネルディスカッションを予定しています。
社会実装支援や実装に向けて取り組みを進めているICF会員によるピッチも行います。皆様奮ってのご参加をお待ちしております。

■日時:2023年10月20日(金)15時半~17時(終了後、18時頃まで交流会を実施)
■場所:三菱総合研究所4階大会議室(オンライン併用のハイブリッド開催)
■プログラム(予定)
・2023年度上半期の活動実績と今後の活動について
 -社会課題リスト/BAP2023について
 -NewOrdinary社(BAP2022ファイナリスト)との共創活動
・会員ピッチ
 -ケアプロ株式会社、 HyperloopTT、株式会社アダコテック、株式会社Next Relation、八王子市
・パネルディスカッション「社会課題解決事業におけるインパクト評価」
 <パネリスト>
 -トークンエクスプレス株式会社 代表取締役 紺野 貴嗣 氏
 -&PUBLIC株式会社 代表取締役 桑原 憂貴氏
 -株式会社ninpath 代表取締役 神田 大輔 氏
 -株式会社三菱総合研究所 海外事業本部 主任研究員 山添 真喜子
 <モデレータ> -ICF事務局長
 ※閉会後、会場にてネットワーキングを実施いたします。皆様のご参加をお待ちしています!
★お申し込みは以下のURLからお願いします。
 会場参加https://mri.smartseminar.jp/public/seminar/view/5921
 オンライン参加https://mri.smartseminar.jp/public/seminar/view/5954

共創会員サロン 第3回 ※こちらは共創会員限定のイベントとなります

「共創会員サロン」(第3 回)を下記のとおり開催いたします。
■開催日:2023 年11 月2 日(金)15:30 17:00 終了後、懇親会を予定
■テーマ:「経済安全保障をめぐる国際情勢と政策の最新動向」
今回は、 NECグループのシンクタンク国際社会経済研究所様および当社から経済安全保障を巡る国際情勢や主要国の経済安全保障政策の動向、重要技術開発(K Program)の推進などについて解説、話題提供いたします。
(プレゼンター)
 国際社会経済研究所 主任研究員 山田 哲司氏
 三菱総合研究所 常務研究理事 古屋 孝明
 三菱総合研究所 フロンティアテクノロジー本部 副本部長 明石 道融
■参加申込:https://mri.smartseminar.jp/public/seminar/view/5987

ICF Startup Showcase(New!!)開催決定 👈BAP関連イベント

現在開催中の「ICF Business Acceleration Program(BAP) 2023」にご応募いただいた全208社のなかから、選りすぐりのスタートアップにピッチいただき、ネットワーキングの機会も提供予定です。来場・視聴のお申し込みは、11月上旬を予定しておりますので、ご期待ください。
■日時:2023年12月8日(金)PM
■場所:BASE Q ホール | 東京ミッドタウン日比谷(オンライン併用のハイブリッド開催)
■概要:ファイナリスト(7社程度)の最終審査ピッチ、特別賞等受賞者(8社程度)の3分ピッチ、表彰式、ネットワーキング&ブース展示

会員ニュース

一般会員(ベンチャー企業)の9月のプレスリリースをとりまとめました。以下URLからご覧ください。
https://icf.mri.co.jp/wp-content/uploads/2023/10/icf_mn_202309.pdf

社会実装に関わる取り組みを中心に、ICF事務局で特に注目した記事は以下の通りです。
ベスプラ、米国法人『Braincure Inc.』を設立|ベスプラのプレスリリース (prtimes.jp)
三菱総合研究所とNew Ordinary、来街者のウェルビーイング向上を実証|株式会社New Ordinaryのプレスリリース (prtimes.jp)
製造業のDXを支援する東京ファクトリー、海外での活用促進に向け、写真を用いた工程管理システムの特許を米国と中国で取得完了 | 株式会社東京ファクトリーのプレスリリース (prtimes.jp)
がんの手術後6か月で入れる、女性向けのがん保険 局所再発もカバーする新しい「がんを経験した女性を支えるがん保険」が登場|株式会社MICINのプレスリリース (prtimes.jp)
女性医療×AIのvivolaが、生殖医療領域に特化した医療者向け情報サイト「vivola-Insights」(無償)、およびデータ解析サービス「vivola-Analytics」(有償)を提供開始。|vivola株式会社のプレスリリース (prtimes.jp)

TOPICS

ICF事務局体制に関するお知らせ

2023年10月より、三菱総合研究所におけるICF事務局の所属が「未来共創本部」から「事業基盤部門統括室 未来共創グループ」に変更となりました。
これに伴い、ICF事務局長は 須崎彩斗 に代わり 水田裕二 が務めさせていただきます。
これからも会員の皆さまとの共創活動を一層活発にし、社会課題解決に向けたコレクティブインパクトの創出を目指してまいります。
引き続きICF活動へのご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
ICF活動の年間活動計画はこちらからご覧いただけます。
活動計画/報告|未来共創イニシアティブ~プラチナ社会を実現~ (mri.co.jp)

今月の本:監視官 常守朱 (2013年2月4日発行、発行元:集英社)

はじめまして、このたび未来共創イニシアティブを抱える新組織である、未来共創グループのグループリーダーに就任させていただきました藤本です。今までの活動をさらに良いものにしていくべく鋭意精進させていただければと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。
さて、今回の本の紹介ですが、未来共創グループということで未来を考えるきっかけになるSF(サイエンス・フィクション)として、踊る大捜査線でおなじみの本広克行氏が総監督を務めたアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」をコミカライズした作品、三好輝氏の「監視官 常守朱」をご紹介したいと思います。僕自身がビッグデータやAI、決済系に関連したプロジェクトに関わっていた頃、ジーマ信用など個人信用評価システムが発展した世の中はどうなるんだろうとボンヤリ考えていました。ジョージ・オーウェルの「1984年」という有名SF作品があるが、何か違う気がしており、そんな中、出会ったのが本作です。
人々の精神が、数値化され、管理される社会。AIサポートとビッグデータが行き届き、犯罪にすら予防という概念が発達した世界における、人々の職業選択、日常や犯罪が描かれており、「確かにこういう未来も近いうちにくるかもしれない」と思ったことを覚えております。ビッグデータやAIサポートが浸透した社会を解像度高く理解できる名作ですので、是非ご興味あるかたはご一読をお願いいたします。

ICF SNSのご紹介

ICFは、FacebookとTwitterでも情報発信しています。会員の皆様とのコミュニケーション、オープンイノベーションやビジネスによる社会課題解決に関心のある方への発信が目的です。ぜひフォローをお願いいたします。
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