株式会社三菱総合研究所

Monthly NewsMarch 19, 2024Monthly NEWS 2024年3月号

活動報告

MRI DEMO DAY 2024(3/7)

2024年3月7日、大手町三井ホールにてMRI DEMO DAY 2024を開催しました。「シンクタンクとスタートアップ、社会課題解決の最前線へ」をキーワードに、社会課題起点のスタートアップとMRIの共創活動事例について広く発信しました。
当日は、リアル・オンライン合わせて400名以上の方にご参加いただきました。 最初に基調講演として、これまで数多くのソーシャルビジネスを立ち上げてきたボーダレス・ジャパン代表取締役社長 田口一成氏からスタートアップが社会課題解決に取り組む意義、スタートアップの活躍を支えるエコシステム形成の重要性、コミュニティを作ることでよりインパクトを創出する「カンパニオ」の仕組み等、多くの実例を踏まえてお話しいただきました。続いてMRIとの事業活動を通じたスタートアップ共創事例やBAPファイナリスト等との社会的インパクト起点での共創活動について発表。内容は以下のとおりです。

最後に、大企業とスタートアップが共創することで、インパクト創出の観点からビジネスをスケールさせる方策を多角的にディスカッション。事業主体としてのスタートアップの存在や大企業のリーダーシップの重要性、社会課題の解像度を上げスモールスタートで大きなビジネスを描くことが必要等の意見が出ました。 プログラム終了後、リアル会場ではネットワーキングの機会を設定。大企業・自治体・スタートアップ等の皆さまが2時間近くにわたり交流され、盛況で閉幕しました。
ICFでは今回紹介した共創事例への皆さまの積極的な参画を歓迎いたします。詳細なレポートは後日ICFサイトにアップしますので、是非ご確認の上、共にコレクティブインパクトを創出しましょう!

社会課題リスト解説セミナー(2/28)

 各回開催概要

社会課題リストの見どころや概要を解説する「社会課題リスト解説セミナー」を全6回で開催しました。多くの会員の方にご視聴いただきありがとうございました。
第6回では、防災・インフラ分野について解説した後、 BAP2022にてベストグロース賞を獲得されたUPWARD株式会社の金木竜介様にご登壇いただきました。CRMと位置情報を活用したモバイルアプリ「UPWARD」による防災DX及び災害復旧への取り組みについてご紹介いただきました。その後、BAP2023にて優秀賞を獲得された株式会社ジオクリエイツの本田司様に登壇いただき、VR用データベースツール「ToPolog」を使ったバーチャル避難訓練についてご紹介いただきました。
全6回の録画を、ICF 会員限定で公開しています。是非ご視聴ください。(一部非公開部分あり)
動画:https://icf.mri.co.jp/note/lsi2023_seminar/ 

第6回プラチナキャリア・アワード

1月29日より募集を開始した第6回プラチナキャリア・アワードは、2月29日に募集を締め切りました。今回の応募企業数は、昨年から大幅に増加し、116社となりました。
今後は、一次評価通過企業を選定・公表したうえで(3月中旬を予定)、一次評価通過企業に対し追加調査を実施予定です。その後、6月の審査委員会を経て、7月31日に授賞式および記念シンポジウムを開催します。進捗状況については、プラチナキャリア特設サイトで掲載していきます。
なお、募集にあわせて、プラチナキャリアならびに人的資本経営に関する理解促進を狙いとして、コラム(5回シリーズ)をMRIサイトに公開しています。こちらもお読みいただけると幸いです。
第1回:これからの日本が目指すべきキャリア像(2月5日公開)
第2回:「自律的学び」からみたプラチナキャリア(2月8日公開)
第3回:「長期的視点」からみたプラチナキャリア(2月9日公開)
第4回:「社会課題解決」からみたプラチナキャリア(2月15日公開)
第5回:プラチナキャリアと人的資本経営のこれから(2月16日公開)

インパクト起業家ストーリー#42公開

社会課題にビジネスで立ち向かうには、起業家の人間力や組織としての力が求められます。起業家たちは何を想い、目指す世界をどのように実現しようとしているのか。社会課題解決に向けて奮闘する「ひと」に光を当てて、直面している課題の理解や認知向上、ひいては社会としてのブレークスルーを加速することを狙いとして取材記事をお届けしています。 ⇒記事一覧(42社公開中)はこちら
新たに、フェムテック福祉厚生サービス「carefull」を手掛ける株式会社nanoniの記事を公開しました。是非ご覧ください。

2023年度の活動終了へ

ICF3年目にあたる今年度は「社会課題解決型ビジネスを社会実装へ」を基本方針に掲げ、より実践面に力点を置いた活動を企画運営してまいりました。会員の皆さまのご協力・ご支援により、いずれのプログラムも充実した活動となりましたこと、改めて御礼申し上げます。来年度もまた新たな企画を用意いたしますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。

今後の予定(4月~)

ICF総会 2024(4/22)

2024年度のスタートにあたり、「 ICF 総会 」(ICF会員限定)を開催いたします。
当日は、慶應義塾大学 サイエンスフィクション研究開発・実装センター 所長 兼 理工学部准教授 大澤 博隆 氏から「SF(サイエンス・フィクション)から見た未来の社会課題 ~AIと人との関係を中心に~」と題して基調講演をいただく予定です。また、事務局より新年度の活動方針・計画をご紹介するとともに、新規ICF会員のピッチも予定しております。プログラムの詳細は改めてご案内いたしますので、ご予定をいただけますと幸いです。
■日時:2024年 4 月 22日(月)15:30~17:00 
■会場:ハイブリッド形式(現地参加:三菱総合研究所 本社4F)
※総会終了後には交流会を予定(但し、会場参加者のみ)

2023年度ICF活動報告書

4月中に会員の皆さまに電子データ(PDFファイル)を共有させていただく予定です。

会員ニュース

一般会員(ベンチャー企業)の2月のプレスリリースをとりまとめました。以下URLからご覧ください。
https://icf.mri.co.jp/wp-content/uploads/2024/03/icf_mn_202402.pdf

社会実装に関わる取り組みを中心に、ICF事務局で特に注目した記事は以下の通りです。
従業員不足の不動産会社に代わってママカメラマンが撮影、ママの就労支援事業「LIFULL FaM」が「撮影代行×近隣ママ」の新サービスをスタート! | 株式会社LIFULLのプレスリリース (prtimes.jp)
東京海上アセットマネジメントならびにサステナクラフト、生物多様性クレジット創出に関する共同研究を開始 | 東京海上アセットマネジメント株式会社のプレスリリース (prtimes.jp)
待ち時間が価値に変わる新体験!待ちの特典化機能『Fun to Wait』、カナダ・バンクーバーRamen DANBOで初のPoC開始 | 株式会社バカンのプレスリリース (prtimes.jp)
第6回 日本オープンイノベーション大賞「選考委員会特別賞」受賞 | 日本発の脳健康産業の創出に向けた「BHQ Actions~楽しく無理なく脳を健康にするための18の行動指針~」の社会実装 | 株式会社ベスプラのプレスリリース (prtimes.jp)

TOPICS

年間活動計画

ICF活動の年間活動計画はこちらからご覧いただけます。
活動計画/報告|未来共創イニシアティブ~プラチナ社会を実現~ (mri.co.jp)

今月の本:「起業参謀」の戦略書 スタートアップを成功に導く「5つの眼」と23のフレームワーク(田所 雅之 著、2024年2月発行、ダイヤモンド社出版)

2022年に岸田政権から「スタートアップ育成5カ年計画」が打ち出され、スタートアップ育成の機運が高まっている。「スタートアップ」という言葉は一般的にスタートアップ企業と捉えられるが、本来、事業を爆速で成長させることであり、これは事業会社の新規事業にも当てはまる。ここ10年ほどで、起業も新規事業も以前とは比べ物にならないほど増加し、同時にスタートアップの幹部、事業会社の新規事業推進/支援者、ベンチャーキャピタリスト、コンサルタント等の支援者も増加している。今後、事業の成果を高めるためには「行動の量」だけでなく「行動の質」を高めていくことが肝要である。
今月の本『「起業参謀」の戦略書』は、事業をスケールさせ、勝ち続ける仕組み構築に向けた理論から実践までを体系的に整理されている。起業家や参謀となる方々が、辞書的に活用できる一冊となっている。スタートアップや新規事業の目的は、PMF(Product Market Fit)を達成し「一時的に売上高を伸ばすこと」ではなく、「持続的競争優位性を構築する仕組み」を作ることが最終ゴールである。オセロの四隅を取り、無駄のないリソース配分が求められる。
起業家・支援者の方々は、本書で紹介している、起業家が備えるべき5つの眼[鳥の眼、虫の眼、魚の眼、医者の眼、人(伴走者)の眼]と23のフレームワークを活用してみてはどうか。参謀として“自身の型づくり”に繋がるだろう。また、メンタリングの際に、各フェーズに応じたチェックリストとしての活用もお薦めしたい。

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