株式会社三菱総合研究所

Monthly NewsDecember 18, 2024Monthly NEWS 2024年12月号

活動報告

「第2回ICFオンライン座談会」(11/27、12/11)開催報告

第1回(地域創生)に続いて、第2回はインパクト測定をテーマに入門編と応用編の2回に分けて開催致しました。
入門編ではトークンエクスプレス株式会社の代表取締役である紺野貴嗣氏をお迎えし、「社会的インパクトの考え方」「インパクト測定の実態」など、企業が社会に与える影響を明確にし、ステークホルダーに伝えるためのツールとしてインパクト測定は重要な役割を果たすことをご説明いただきました。
応用編では、紺野氏に加え、株式会社NTTデータの森田氏にもご登壇いただき、共創活動ではなぜ自分がその課題に取り組むのかという大義と、困っている人たちのイメージが相手に伝わるように、具体的なソリューションまで説明できるよう言語化することの重要性についてご説明をいただきました。
ICFでは、本テーマ(共創活動とインパクト測定マネジメント)について今後も検討会/研究会等で取り上げて参りますので、ぜひ会員の皆さまからのご意見・ご要望をお寄せください。
開催報告・収録動画については、後日公開致します。

「COP29速報&カーボン・クレジットDeep-Dive Workshop #3」(11/29)開催報告

COP29に現地参加した三菱総合研究所研究員より生情報を交えた結果速報のご紹介と「カーボン・クレジットのエコシステム創出に向けたアクションを考える」をテーマにパネルディスカッションを行いました。
会場43名、オンライン129名(累計)の計172名の方々にご参加いただき、事後のアンケートでは85%以上の方がとても満足・やや満足とのご回答でした。
開催報告(速報版)および資料(一部)を以下にアップしておりますので、ご覧ください。
https://icf.mri.co.jp/activities/activities-20464/

「SFプロトタイピング×未来の社会課題検討ワークショップ」(12/12)開催報告

社会課題リスト2025(2025年3月発行予定)検討の一環として、SFプロトタイピング研究で国内最先端を走る慶應義塾大学の大澤研究室と連携し、未来の社会課題を検討するワークショップを開催しました。
2050年を念頭に置き、参加者が興味・関心のある語句をランダムに組み合わせて新たな独自のサービスを仮定。そのサービスの内容やそれが生み出す犯罪を具体的に考えることで、未来に発生する新たな社会課題を設定する取組です。
参加者からは多様なサービスが生み出されました。例えば「液体ロボット」。ヒトやキャラクターの姿を自在に創り出すことができ、液体だからこそ在庫スペースの有効活用にもつながります。一方で、原料となる水が少ない地域での価格の高騰や、動画像のディープフェイクが進化し、自在に変形できる液体ロボットが誰かに成り済ますような犯罪が発生する懸念も持たれました。このように、新たなサービスの活用が未来社会に及ぼす影響を具体的に考えることで、未来創造の楽しさと難しさを体感できた取組となりました。

大阪・関西万博のレガシー創造に向け、山形県南陽高校で社会課題解決に関する出前授業を実施

内閣官房の教育事業「EXPOスクールキャラバン」の一環として、MRIは11/26に山形県南陽高校で、リートンテクノロジーズジャパンとともに開発したAIアシスタントを活用した出前授業を行いました。
先生からは、探究学習を進める上での課題探索やインタビュー調査実施の予行練習になったとのコメントをいただきました。
※レガシーとは:万博開催を契機として社会に生み出される持続的な効果や有形・無形の遺産
参考:https://www.mri.co.jp/news/press/20241028.html

バーチャル避難訓練トライアル

BAP2023優秀賞を受賞された株式会社ジオクリエイツ及び日建設計の協力のもと、11/28にMRIにてバーチャル避難訓練を試行しました。
参加者114名のうち、54%がこれまでリアルの避難訓練に参加したことがない社員でした。本訓練によって、「避難経路が確認できた」、「避難する際の建物の構造が理解できた」といったコメントが寄せられました。
本訓練で収集した分析結果のフィードバックを今後の当社避難訓練に活かしていくとともに、ツールの改善など含め、市場創出に向けた同社との共創活動を引き続き進めて参ります。

今後の予定

<参加者募集中・募集予定イベント>

12/24開催「第3回ICFオンライン座談会」~核融合~

第3回は、核融合に関する最新情報とビジネスチャンスを共有します。
京都フュージョニアリング株式会社のご担当者をお招きし、核融合スタートアップへの投資や核融合炉開発に向けた国内外の動きについてディスカッションを行います。
未来のエネルギー革命に向けて、核融合の最前線を共に探求しませんか?ぜひご参加ください!
プログラムの詳細ならびにお申込みは以下のURLからお願いします。
https://icf.mri.co.jp/activities/activities-20438/

1/17開催「博士の力でビジネスを変える~企業の新たな価値創出に向けて~」

経済産業省・文部科学省による、「博士人材の民間企業における活躍促進に向けた検討会」の開催をはじめ、人的資本経営の観点からも、企業の(研究職以外も含めて)博士人材活用への関心が高まっており、こうした動きは新聞・TVなどでも取り上げられています。
今回ICFでは、国の政策動向、最先端の博士人材育成の取組を紹介し、産官学でのキーパーソンによる、博士人材を活用したビジネスプロセスの変革を考える特別ウェビナーを1/17(金)13:30より開催する予定です。
プログラムの詳細ならびにお申込みは以下のURLからお願いします。
https://icf.mri.co.jp/activities/activities-20544/

1/30開催「第4回ICFオンライン座談会」

「企業・NPO の共創で描く未来社会(仮題)」と題して、オンライン座談会を企画中です。社会課題解決を持続可能な事業として社会実装していく観点からソーシャルセクターとしての企業・NPOの連携、共創の可能性や実現策を考えます。

2/19開催予定「ICF共創活動報告会」

2/19(水)15時よりグラングリーン大阪にて、2024年度の共創活動について、会員の皆さまと共有する報告会(ハイブリッド開催)を企画中です。
詳細が決まりましたら、改めてご案内致します。

<事務局からのお知らせ>

会員専用サイト1月上旬公開予定

会員限定で、ICF活動のアーカイブ動画や資料等を共有する会員サイトを準備中です。
準備でき次第、ID、パスワード等とともにお知らせいたします。

会員ニュース

一般会員(ベンチャー企業)の11月のプレスリリース

https://icf.mri.co.jp/wp-content/uploads/2024/12/icf_mn_202411.pdf

社会実装に関わる取り組みを中心に、ICF事務局で特に注目した記事は以下の通りです。
◇&PUBLIC株式会社
あらゆる企業や団体がソーシャルインパクトを重視する世界の実現に向けてSOMPOと&PUBLICが協業開始
◇グランドグリーン株式会社
グランドグリーン、植物のゲノム編集に関する新技術「Promoter AI™」の基本特許を取得
◇サステナブル・ラボ株式会社
サステナブル・ラボ、アジア開発銀行とESGに関する共同研究を実施し「ADB Economics Working Paper」を発表
◇BionicM株式会社
BionicM株式会社のBio Leg®、CES2025で「Best of Innovation」を受賞
◇株式会社Mogura
キーノート&セッション情報を公開!国内最大級のXR・メタバースのカンファレンス「XR Kaigi 2024」 総勢40名以上が登壇!

新規会員

11/15~12/12に3社・団体がご入会されました。
《ICF会員一覧》
https://icf.mri.co.jp/member

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