株式会社三菱総合研究所

Monthly NewsNovember 17, 2021Monthly NEWS 2021年11月号

社会課題研究2021の動き

ICF事務局では、社会課題研究に関する複数のプログラムを並行して実施しています。

社会課題リスト解説セミナー第4回教育・人財育成(11月26日)

6月からシリーズで開催している「社会課題リスト解説セミナー」では、ICFの社会課題6分野ごとに2020年度版の記載内容及び2021年度版で扱う新規課題を説明しています。第4回は、「教育・人財育成」分野を取り上げます。
■開催概要
・2021年11月26日(金)15:30~16:45(Zoom開催)
・対象:ICF会員の皆様(定員:80名)
■プログラム
15:30  開会
<教育・人財育成分野の課題解説>
・リカレント教育の機会が不足
・情報の氾濫と偏りがもたらす諸問題
・2021年度版で扱う新規課題
16:20  質疑応答
16:45  閉会、引き続きネットワークタイム(任意参加)

社会課題リスト解説動画(水食料分野)の配信を開始

社会課題リストの内容をわかりやすく解説した動画を配信しています。一つの社会課題テーマにつき10分程度で、問題・課題・技術動向・規制動向の順で解説しています。
ウェルネス分野(10月公開)に続き、11月は「水食料」分野と「エネルギー環境」分野から各2テーマ、計4本の動画を公開しました。是非ご覧ください。 ※現在はICF会員に限定して公開しています。
<水食料>
・「食品ロス・食料廃棄の弊害が深刻化」
・「利用可能な水資源の不足」
<エネルギー環境>
・「エネルギー供給の持続可能性への不安」
・「家庭での省エネ・脱炭素が不十分」
https://icf.mri.co.jp/research/research-4648/    ※PWは別途メールでお知らせしています

未来共創プロジェクト(FCP)の動き

「行動変容FCP(講義編)」の開催

社会課題の解決を図るうえでの大きなハードルは、多くの関係者が実際に日々の行動を変えること、すなわち「行動変容」です。例えば、生活習慣病の改善や介護予防には、当事者自身が健康の維持を意識し、行動変容を実践することが欠かせません。本FCPは、専門家の方々の講義(全5回)から、行動変容に対する理解と知見を深めると同時に、関心の高い会員の皆様のネットワーキングを進めることを目的としています。

第4回(11月1日)では、大阪大学・松村真宏教授から「仕掛学:人を動かすアイデアの作り方」を中心にお話を伺いました。

次回、第5回(12月1日)が「行動変容FCP(講義編)」の最終回となります。
東京大学・阿部誠教授にご講義いただきます。
・開催日時:2021年12月1日(水)15時~17時15分
・開催場所:オンライン開催(Zoom)
・講師:東京大学大学院経済学研究科・阿部誠教授
・演題:「マーケティングと行動変容:緑の珈琲がアリで無色のコーラがダメな理由」

活動報告

Co-Creation Day ~2021年度 秋の総会~(10月26日)

4月に開催したICF設立総会の「秋」バージョンとして、”Co-Creation Day”を開催しました。当日はオンラインで100名を超える皆様にご参加いただきありがとうございました。
冒頭、事務局より、2021年4月のICF設立後、半年間の活動内容・成果および今後の計画等をご報告しました。
続く基調講演では、ICFアドバイザーであるTomyK Ltd. 代表 鎌田富久様から、「イノベーションを加速する“スタートアップ流”の事業への取り組み方」のお話を伺いました。
後半には、「カーボンニュートラル」、「女性活躍」、「地方創生」の各分野で課題解決に向けて先進的・実践的な取り組みを行なっている会員企業、ベンチャー、自治体の皆さまに登壇いただき、具体的な取り組み内容のご紹介、パネルディスカッションを行いました。
終了後のアンケートでは、「総論だけでなく各論に踏み込んでいたため手触り感があった」、「経験者ならではの話が聞けて、非常に参考になった」などのポジティブなご意見を多数いただきました。

今後の予定(11月~12月)

BAP2021最終審査会(12月10日)

今年のBAP2021を締めくくる最終審査会を、12月10日(金)午後に開催し会員の皆さまにはオンラインで配信します。100を超す応募者から選出された7チーム(*)が各10分間のプレゼンテーションを行い、審査員の質問に答えます。社会インパクトを起点とする事業戦略の検討など三菱総研の研究員による2カ月間のメンタリングを経たビジネスアイデアを披露していただきます。アワードは最優秀賞、三菱総研賞(未来パートナー賞・未来デザイン賞)、オーディエンス賞の四つです。オーディエンス賞は、ご視聴いただく皆さまの投票により選出します。

(開催概要) 
14:00        開場 
14:05-16:00  最終審査会(ファイナリスト7チームのオンラインピッチ) 
16:00-17:00  オーディエンス投票、ICF活動紹介 
17:00-17:30  結果発表、表彰、閉会挨拶
(*) https://www.mri.co.jp/news/press/20211001.html

会員ニュース

一般会員(ベンチャー企業)の10月のプレスリリースをとりまとめました。以下URLからご覧ください。https://icf.mri.co.jp/wp-content/uploads/2021/11/icf_mn_202110.pdf

今月の新規会員
10月にICFに参画された新規会員は以下の通りです。(山梨県様以外はすべてベンチャー)
  iSurgery株式会社
• あっと株式会社
• 株式会社エスケア
• スマイルロボティクス株式会社
• 株式会社3D
• Social Healthcare Design株式会社
• 株式会社チェンジ・ザ・ワールド
• 日研株式会社
• PJP Eye株式会社
• マシンラーニング・ソリューションズ株式会社
• 株式会社Yume Cloud Japan
• 株式会社Lightblue Technology
 山梨県
※会員一覧はこちらをご覧ください(総会員数:549)
https://icf.mri.co.jp/member/

TOPICS

今月の本:『恐れのない組織』
(エイミー・C・エドモンドソン著、野津智子訳、2021年2月発行、英治出版)

恐れのない組織|書籍|英治出版 (eijipress.co.jp)
「心理的安全性」のコンセプトを生み出したエイミー・エドモンドソン教授(ハーバード大学)が、失敗事例・成功事例の解説を通じて同概念の重要性を解説しています。職場内の「心理的安全性」を高めることで、組織は「恐れのない組織」となり、学習・イノベーション・成長がもたらされると強調しています。
成果を生み出す組織の運営方法へ関心のある方にお薦めしたい一冊です。

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