BAP最終審査会
12月10日にBAP-2021の最終審査会をハイブリッド形式で開催しました。ファイナリスト7チームが審査会場でリアルのプレゼンテーションを行い、会員の皆さまにはJ-Stream配信で同時中継しました。ICFのアドバイザー5名および当社審査員による厳正な審査の結果、以下のとおり受賞者が決定されました。
三菱総合研究所は、受賞者やファイナリストをはじめ、本プログラムに応募された皆さまをさまざまな形で継続的に応援し、ビジネスによる社会課題解決を目指してまいります。
参照:プレスリリースはこちら(12/14発出)
最優秀賞
リスク計測テクノロジーズ株式会社
提案タイトル:声によるメンタルヘルスの高頻度データとプラットフォーム構築
受賞理由:コロナ禍で増大する従業員のメンタル不調を事前に予測する方法を開発した。エッセンシャルワーカーをはじめ、あらゆる業種への適用が期待される提案
三菱総研賞 未来パートナー賞
TRUNK 株式会社
提案タイトル:リモート環境でのスキルアップアルバイト事業
受賞理由:アルバイト学生に着目した本提案は、リカレント教育全体の発展に繋がる可能性が高い。MRIが手掛けるHR事業分野の社会実装に向け、共創が期待できるとして評価
三菱総研賞 未来デザイン賞
マイクロ波化学株式会社
提案タイトル:マイクロ波による産業電化・カーボンニュートラルの加速受賞理由:本提案による産業分野の省エネへのインパクトは大きく、未来社会の課題解決に向けた中長期的なポテンシャルの高さに注目
オーディエンス賞
株式会社Smart119
提案タイトル:未来型救急情報サービスSmart119による救急搬送の効率化の提案
受賞理由:オンライン視聴者の投票で第1位
社会課題研究2021の動き
ICF事務局では、社会課題研究に関する複数のプログラムを並行して実施しています。
社会課題リスト解説セミナー第4回教育・人財育成(11月26日)
6月からシリーズで開催している「社会課題リスト解説セミナー」では、2020年度版の記載内容及び2021年度版で扱う新規課題を説明しています。第4回は、「教育・人財育成」分野を取り上げ、チャットへの投稿や終了後のネットワークタイムを通して、多くの貴重なご意見もいただきました。参加者からは「各自が問題意識を持つためにも、自分がフィルターバブルの中にいることを可視化できると良い」「心理的安全性と多様性を両立させることが難しくなる場合がある」などのコメントがありました。レポートはこちらからご覧いただけます。
第5回セミナー(モビリティ)は12月22日の開催を予定しています。
■開催概要
・2021年12月22日(水)15:00~16:15(Zoom開催)
・対象:ICF会員の皆様(定員:80名)
■プログラム
15:30 開会
<モビリティ分野の課題解説>
・交通弱者の増大
・移動せずに移動目的を果たすニーズ増
・2021年度版で扱う新規課題
15:50 質疑応答
16:15 閉会、引き続きネットワークタイム(任意参加)
■お申込み
参加お申込みはこちらからお願いします:https://mri.smartseminar.jp/public/seminar/view/3248
社会課題レポート第2弾(水食料、エネルギー環境)の公開
冊子として版を重ねてきた「社会課題リスト」(年刊)に先行して、今年から特定分野別のリストを「社会課題レポート」の形で、年3回に分けて、ICFウェブサイトに掲載しています。今回、第二弾となる、水食料・エネルギー環境編を会員の皆さまに公開しました。
各社会課題の近況や技術・規制動向をアップデートし、新規課題も追加しています。水食料分野では、「豊かな社会と健康な食生活の不均衡」「『食』のダイバーシティ尊重の期待増」、「食を通じたコミュニケーションの不足」を新たにとりあげました。また、エネルギー環境分野では2020年度版の課題をアップデートし、「エネルギー供給側の脱炭素の加速が必要」「資源のリサイクル、有効利用が不十分」などの社会問題をとりあげています。ぜひご覧ください。
※会員の皆さまにはURLとPWを別途メールでお送りしております
未来共創プロジェクト(FCP)の動き
「行動変容FCP(講義編)」の開催
社会課題の解決を図るうえでの大きなハードルは、多くの関係者が日々の行動を実際に変えること、すなわち「行動変容」です。例えば、生活習慣病の改善や介護予防には、本人が自分の健康維持を意識し、行動変容を実践することが欠かせません。本FCPは、専門家の方々の講義(全5回)を通じて行動変容に対する理解と知見を深めると同時に、関心の高い会員の皆様のネットワーキングを進めることを目的としています。
最終回である第5回(12月1日)では、東京大学・阿部誠教授から「マーケティングと行動変容:緑の珈琲がアリで無色のコーラがダメな理由」と題してお話を伺いました。
1月からは講義編に続く取り組みとして、「行動変容FCP(実践編)」を開催いたします。実践編では具体的なテーマを設定し、行動変容を引き起こす方策をワークショップ形式で議論いたします。詳細は改めてご案内いたします。
今後の予定(12月~1月)
ThinkLinkセミナーの開催
「ThinkLink」は、三菱総合研究所が研究・提言する「人と社会のウェルビーイング」を起点に、問いを設定し、仮説を導く共創コミュニティです。ICF会員の皆さまにもぜひご参加いただきたく、ご案内いたします。
12月14日に開催したThinkLink「誰もが受けたくなるがん検診とは?」に続いて、1月11日には「まちと暮らしのミライを考える(いきいき暮らせる「住民主体」のまちとは?」と題したセミナーを開催いたします。
※ 開催済の「誰もが受けたくなるがん検診とは?」セミナーの詳細はこちらからご覧いただけます:https://www.mri.co.jp/seminar/20211214.html
■開催概要
・2022年1月11日(火)15:30~17:00(Webセミナー)
・対象:まちづくりに関わりのある企業や自治体、住民主体の取り組みに関わる方、スマートシティにご関心をお持ちの方など。
■プログラム【座談会】いきいき暮らせる「住民主体」のまちとは?
第一部:ショートスピーチ(問題提起)MRI主席研究員 松田智生
「供給者主語から住民主語へ~こんなスマートシティにご用心」
第二部:ディスカッション
・住民視点でまちづくりを見直すには「誰が」「どこを」「どうしたら」よいか
・まちづくりで重要になるウェルビーイングの指標とは
・住民の声の吸い上げ方や合意形成のプロセスはどのように進めるべきか
・住民って誰なのか、声を上げる住民の意見を取り上げるだけでよいのか
Q&A
■登壇者
谷ノ上 浩久:河内長野市 総合政策部 政策企画課 課長
中井 祐:東京大学大学院工学系研究科 社会基盤学専攻 教授
栗本 拓幸:株式会社Liquitous(リキタス)代表取締役・CEO・CPO
松田 智生:株式会社三菱総合研究所 経営イノベーション本部 主席研究員
長谷川 専:株式会社三菱総合研究所 営業本部 インダストリ・マネージャー/博士(工学)
■お申込み
参加お申込みはこちらから:https://mri.smartseminar.jp/public/application/add/4208
会員ニュース
一般会員(ベンチャー企業)の11月のプレスリリースをとりまとめました。以下URLからご覧ください。https://icf.mri.co.jp/wp-content/uploads/2021/12/icf_mn_202111.pdf
今月の新規会員
11月にICFに参画された新規会員は以下の通りです。
• 株式会社アイデミー(ベンチャー)
• 小諸市(自治体)
• サステナブル・ラボ株式会社(ベンチャー)
• 株式会社Public dots & Company(ベンチャー)
※会員一覧はこちらをご覧ください(総会員数:555)
https://icf.mri.co.jp/member/
TOPICS
今月の本:『SF思考 ビジネスと自分の未来を考えるスキル』
(藤本敦也、宮本道人、関根秀真編著、2021年7月発行、ダイヤモンド社)
ビル・ゲイツ氏、ジェフ・ベゾス氏、バラク・オバマ氏…彼らの共通項は何でしょうか?そう、SF小説好きです!SF小説からビジネスや未来のヒントを得ていることを公言しています。
三菱総合研究所と筑波大学はSF作家の思考方法を体系化し、だれでも挑戦的かつワクワクする未来を描く思考方法である「SF思考」を開発しました。本書ではSF思考の特徴を解説したうえで、この手法を用いた未来創造ワークショップの進め方やSF思考から生まれた5つの未来を紹介しています。
特に未来を考えることが多いビジネスパーソンにおすすめです。
・経営者で、未来社会における自社の方向性を日々悩んでいる方々
・新規事業開発や研究開発、街づくりなどで未来社会を考えるのに苦労している方々
ICF SNSのご紹介
ICFは、FacebookとTwitterでも情報発信しています。会員の皆様とのコミュニケーション、オープンイノベーションやビジネスによる社会課題解決に関心のある方への発信が目的です。ぜひフォローをお願いいたします。
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