株式会社三菱総合研究所

社会課題リストApril 01, 2021社会課題リスト

社会課題リストは、国内外のさまざまな社会課題を分析・整理し、特にイノベーションによる解決が期待される社会課題を6つの分野(ウェルネス、水・食料、エネルギー・環境、モビリティ、防災・インフラ、教育・人財育成)から抽出し、解説するものです。

本書では、各分野において目指すべき未来社会の姿と現状の姿とのギャップを「社会問題」としてリストアップしています。ICFでは、問題解決のポテンシャルインパクトが大きく、かつビジネスでの解決が期待される領域に着目して、社会問題の優先順位を検討しています。ただし、これは固定的なものではなく、新たな問題の発生、問題解決の実現、新たな技術やビジネスモデルの登場などを調査・確認しながら毎年リストの更新を行っています。
例えばウェルネス分野の社会問題を整理したものが次の図です。縦軸をポテンシャルインパクト、横軸を新しいビジネスの可能性として整理した上で、右上の領域の社会問題に着目しています。

これらの問題が成り行きのまま放置された場合と、問題が完全に解決された場合を比較して、その差分を損害・損失、改善効果・効用などの角度から推計(定量化)し、【ポテンシャルインパクト】として示してあります。次に、特定された問題に対し、これを解決(GOALを実現)するために取り組むべきこと、目指す方向性を記述しました【課題設定】。この課題をクリアするために、具体的な解決策の着眼・設計・実現・実装を目指すわけですが、そのためのヒント(技術動向、規制動向) や様々な事例も掲載しています【解決への糸口】。

この社会課題リストは下記のように使っていただくことを想定しています。

  • 社会課題解決やSDGsへの取組みに貢献する新事業創出のヒントに
  • 新分野開拓と社会課題解決に寄与する自社技術応用のヒントに
  • 他社の技術・知見を活用するオープンイノベーションのきっかけに

たとえば社会課題やSDGsの視点を企業経営に導入し新たな事業を創出したいと考える企業の皆さまには、本リストから「この分野には自社の技術で解決できる課題がありそうだ」「自社に不足している技術が、参考事例に掲載されている企業にはありそうだ」などの気づきを得ていただければと考えています。
本リストが、社会課題と技術知識の参考書にとどまらず、皆さまの事業や社会の課題解決の糸口を見つける材料集として、繰り返しご参照いただけることを期待します。

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