活動報告
2023年度 ICF中間報告会 (10/20)
ICF中間報告会「ICF Midterm Gathering 2023」を10月20日に開催し、会場とオンラインのハイブリッドで100名を超える方にご参加いただきました。当日は2023年度上半期の活動実績、今後の活動予定を紹介した後、会員5社・団体からのピッチ、「社会課題解決事業におけるインパクト評価」をテーマにパネルディスカッションを行いました。終了後は会場参加者による交流会を開催し、参加者同士の活発な意見交換、ネットワーキングが行われました。参加者からは「インパクト評価の理解ができた」「社会インパクトの話が大変参考になった」「ICFが目指しているものが、ウェブ記載の情報を超えて具体的に理解できた」等のコメント・評価をいただきました。
※当日の開催報告並びにアーカイブ動画はこちらからご覧ください。
BAP2023「ピアミーティング」(11/1)
ファイナリスト向け公開メンタリングとネットワーキングを目的とした「ピアミーティング」を開催しました。 前半はファイナリスト各社のショートピッチを受けて、株式会社eiicon 代表取締役社長 中村亜由子氏、KIBOWインパクト・インベストメント・チーム インベストメント・プロフェッショナル 小早川鈴加氏、当社 未来共創グループリーダー 藤本敦也がメンタリングを実施。後半はお互いのビジネス進捗状況等に関するディスカッションを通じて、切磋琢磨し合う関係性を構築しました。「ICF Startup Showcase 2023」(BAP最終審査会:12/8)に向けて、当社のメンター・事務局が一丸となって支援して参ります。ブラッシュアップされたビジネス提案をどうぞご期待ください!
共創会員サロン第3回(11/2)
「経済安全保障をめぐる国際情勢と政策の最新動向」をテーマに、共創会員サロン(第3回)を11月2日に開催しました。冒頭、当社より日本の経済安全保障を俯瞰する形で、その概念や各分野の課題、政策動向、重要技術のニーズ、国際協力の方向性等について解説。その後、NECグループのシンクタンク、国際社会経済研究所 主任研究員 山田 哲司様から米国の経済安全保障の動向について、2022年以降の動きを踏まえ、 (1) 半導体輸出規制、(2) CHIPS法、(3) 対外投資規制について話題提供をいただきました。また、EUの経済安全保障戦略についても触れていただきました。
参加者からは「日本がビジネスをするうえで、中国だけではなく、エネルギーも含め、今回のような中東・イスラエル問題の複雑化に伴うリスクをどの程度考えていればよいか」、「政府の経済安全保障と企業側の経済安全保障をどう棲み分け、着地点を考えるべきか」等の質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。
今後の予定(11月~12月)
社会課題解説セミナー(11/15~6回分)
「イノベーションによる解決が期待される社会課題リスト2023」を、発刊から1か月弱で多くの方にお読みいただきありがとうございます。ICF会員の皆さま向けに、本社会課題リストの見どころや概要を解説する「社会課題リスト解説セミナー」を全6回で開催します。初回となる今回は、全体概要およびウェルネス分野についてご説明します。完全オンラインでの開催ですので、どうぞお気軽にご参加ください。
■開催日:11月15日(水)13:00~15:00
■概要:社会課題リスト2023の見どころ、ウェルネス分野の解説
■申込締切:11月14日(火)17時
■定員数:オンライン 100名
▼お申込み:こちらのURLからお申込ください
https://mri.smartseminar.jp/public/seminar/view/6053
今後、残り5分野についても解説セミナーを開催予定ですのでご期待ください。
【日時(予定)】
第1回:ウェルネス(+全体の説明):11月15日13時~
第2回:水食料:12月15日(時間未定)
第3回:教育人材:12月26日15時~
第4回:エネルギー環境:1月26日(時間未定)
第5回:モビリティ:2月2日(時間未定)
第6回:防災インフラ:2月28日(時間未定)
ICF Startup Showcase 2023 来場募集開始
– Business Acceleration Program 最終審査会・受賞者ピッチ –
ファイナリスト・特別賞選出企業の合計15社によるピッチ及びブース展示の機会を設け、参加者との共創活動のきっかけとなる場を提供します。いずれの登壇企業も重要かつ大きな社会課題に挑み、ビジネスによる持続性ある解決策の実現にこだわった内容となっておりますので、 どうぞご期待ください!
■日時:2023年12月8日(金)13:00-19:00(開場12:30)
■会場:BASE Q(東京ミッドタウン日比谷6階)
https://www.hibiya.tokyo-midtown.com/jp/baseq/top/
■概要:ファイナリスト7社の最終審査、特別賞8社の3分ピッチ、表彰式、ブース展示、
ネットワーキング他
■詳細・お申込み:https://icf.mri.co.jp/activities/activities-15530/
共創会員サロン第4回(12/22)※こちらは共創会員限定のイベントとなります
共創会員サロン(第4回)を下記のとおり開催いたします。
■開催日:2023年12月22日(金)15:30-17:00 ※終了後、懇親会を予定
■テーマ:「最新テクノロジーがもたらす2030年の未来」
(プレゼンター)京都大学経営管理大学院 客員教授 山本康正氏
今回は、山本様の最新のご著書『世界最高峰の研究者たちが予測する未来』をもとに“最新テクノロジーで激変する2030年の世界”について解説、話題提供いただきます。
※参加申込はこちらから
食生活イノベーションFCP「ICF×シェアダイニング」(12/25)
食生活イノベーションFCP(昨年以降全5回開催)のスピンオフ企画として「ICF×シェアダイニング」イベントを開催します。同志社女子大学の日下菜穂子先生が取り組んでおられる「シェアダイニング」は、心理効果やテクノロジーを活用して、キッチン空間を通じたコミュニケーションの活性化を目指しています。 今回のイベントは、三菱総合研究所永田町本社5階の共有スペースにて開催する予定です。参加者の心拍数によってコミュニケーションの活性度を可視化するデバイスを用いる等、一風変わったコミュニケーションの形を体験いただけます。
詳細・お申込み方法については、改めてメール、HP等でご連絡させていただきます。
会員ニュース
一般会員(ベンチャー企業)の10月のプレスリリースをとりまとめました。以下URLからご覧ください。
https://icf.mri.co.jp/wp-content/uploads/2023/11/icf_mn_202310.pdf
社会実装に関わる取り組みを中心に、ICF事務局で特に注目した記事は以下の通りです。
◆インド貧困地域の学生と日本の学生が交流できる教育カリキュラムの提供を開始。NPO法人ニランジャナセワサンガと株式会社 With The Worldが業務委託契約を締結 | 特定非営利活動法人ニランジャナセワサンガのプレスリリース (prtimes.jp)
◆大腸ポリープ候補を検出し、大腸内視鏡検査を支援する「EIRL Colon Polyp」、対象モダリティーベンダーに富士フイルムを追加した新モデルを販売開始 | エルピクセル株式会社のプレスリリース (prtimes.jp)
◆トイレを学びの場に。バカン、金沢大学の「ふむふむフェムテック」プロジェクトを、トイレサイネージを活用しサポート|株式会社バカンのプレスリリース (prtimes.jp)
◆MICIN、治験形態の転換によるドラッグラグ・ドラッグロスの解消を目指し 日本CTX 研究会に参画|株式会社MICINのプレスリリース (prtimes.jp)
◆経済産業省が運営するインパクトスタートアップ育成支援プログラム「J-Startup Impact」に、ICFベンチャー会員3社(株式会社バイオーム、株式会社ファーメンステーション、株式会社ヘラルボニー)が選出されました
TOPICS
三菱総研グループフォーラム2023開催のお知らせ
三菱総研グループでは、あるべき未来を考え、豊かで持続可能な社会を共創していく足掛かりとなる場として「三菱総研グループフォーラム2023」を開催いたします。「新・未来社会構想」として、デジタル化の進展を中心に、国際情勢の変化や自然環境問題への対応等を踏まえた未来社会の姿を提示するとともに、企業が2030年までに行うべきアクションを提言します。
フォーラムの詳細及び参加申込はこちらから
MMR11月号「水問題を日本発イノベーションで解決する」
「水問題を日本発イノベーションで解決する」と題して、 ICF事務局メンバーが、「MRIマンスリーレビュー(MMR)11月号」に寄稿しました。世界中で深刻化する水問題に関して、ハードとソフトの両面で対応する必要性が高まっています。この問題の解決には官民双方の取り組みが不可欠です。本寄稿文では、政府が進める取り組みのポイントを整理したほか、解決の主体となりうるスタートアップに注目し、2社をご紹介しています。是非ご覧ください。
記事はこちらから
年間活動計画
ICF活動の年間活動計画はこちらからご覧いただけます。
活動計画/報告|未来共創イニシアティブ~プラチナ社会を実現~ (mri.co.jp)
今月の本:「未来」とは何か
(2022年12月21日発行、発行元:NewsPicksパブリッシング)
最近は、異・複数分野のサイエンスを融合、コンバージェンスさせ、新たなファクトを導き出したり、興味深い示唆を得えてくれるような研究が目立つように思います。
今回はこの文脈から、生物学・物理学・認知心理学・人類学などと歴史学をコンバージェンスさせ、地球138億年の「歴史」をベースに、「未来」をどう考え、それにどう付き合っていけるのか・いくべきか、を挑戦的に記している『「未来」とは何か』(デイビット・クリスチャン著)を紹介します。
私たちが「未来」を考える際に前提としているのは「時間」です。そして、現代の私たちは暗黙的に「因果」関係を拠り所に物事を考え、組み立てていますが、これらの捉え方、論拠は、人類・ヒトにとって決して普遍ではないことを本書は示してくれています。
コンバージェンス、進化した「歴史学」「未来学」は、今の私たち(“多様な”私たち)が、何故このように生存・存在するのか、かように考え、行動するのか・してしまうのか、などに対し、とても示唆深い、かつ納得性の高い(少なくとも私にとっては)新たな気づき、事実(と想えるコト)を提供してくれます。別の言い方をすれば“今の私・私たち”を相対化して捉える視座を与えてくれる、とも言えそうです。
(ちなみに「因果」に関しては『因果推論の科学』という、これまたとても面白い本があります。「因果」の歴史、定義、そしてその合理性の証明等が記されています)
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