規模や業種・業態の異なる多様なICF会員が一堂に会して、社会課題解決への取り組み等の情報共有や意見交換をおこなう交流・マッチングイベント「ICF Meetup 2023」をハイブリッドで開催しました。(開催日:2023年7月6日)
当日は、会場とオンライン合わせて120名の方にご参加をいただき盛会となりました。
今回は社会課題リストの重要6テーマの1つであります「ウェルネス・ヘルスケア」をテーマとし、社会課題解決に向けた先進的な活動を実践、支援されている会員の方にご登壇いただきました。
プログラムの冒頭には、「これからのウェルビーイング社会」と題しまして、琉球大学教授の荒川雅志様より基調講演をいただきました。我々の社会は、すでにあらゆる分野においてリジェネレーション(再生、創造)の時代に移行する必要性が高まっていることや、SDGsへの取り組みについて「インサイドアウト(自分ができることから始めるアプローチ)」の実践が重要であり、インサイドアウトの考え方で社会課題解決を図ること、ウェルビーイング社会に向けた価値創造が重要であることのお話をいただきました。これからの“ウェルネス”な商品・サービスには、インサイドアウトの考え方に基づき、体内・自然・地域の環境すべてをよくする機能的・情緒的価値を含め、リジェネレーションが必要となりそうです。
続いて、弊社でヘルスケア分野全体を統括している榎本亮より、「MRI が考えるウェルネス戦略におけるスタートアップの役割と期待」として話題提供をいたしました。MRIでは近年関心が高まる健康経営において、予防・未病・早期発見に注力した中長期的サービスが重要と考えています。当日、「健康経営アライアンス」に参画した旨のニュースリリースを発表したことや、健康データを安全・安心に提供するため、MRIが提供するデータ利活用プラットフォームForePaaSを基盤として活用していくことにも触れ、スタートアップとMRIがともに取り組む健康経営関連事業について報告いたしました。
プログラムの後半は、コロナ禍以降にICFにご参加いただいたベンチャー会員を中心に、ウェルネス関連事業を展開している社や、自社事業の取組をウェルビーイングやウェルネス視点で捉え直し、新たな価値提供の創出の検討をしている社など、計9社の代表者の方にご登壇いただきました。
ピッチ終了後には、登壇企業を中心に8社のブースを設置し、会場参加者による交流会を行いました。各企業のブースでは各社が準備したデモ機等を使ったサービス体験を通じ、参加者同士の活発な意見交換・ネットワーキングが行われました。改めてリアルでの交流会の重要性を認識するとともに、新たなコミュニティ形成と、そこを起点とする交流・共創を通じたイノベーションにつながれば幸いです。
事務局では、ICF会員の皆様の交流活発化と社会的インパクトの創出を目指し、リアルでのイベントを随時実施しております。
7月25日には、社会課題を掘り下げ、解決の糸口を検討する“社会課題ディスカッション”の第3回を実施予定ですので、下記より奮ってご応募ください。
第3回 社会課題ディスカッション|未来共創イニシアティブ~プラチナ社会を実現~ (mri.co.jp)
今後も事務局の取り組みにご賛同、ご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願いいたします。
プログラム
1) | 開会挨拶 ICF事務局長 |
2) | 基調講演:「これからのウェルビーイング社会」 琉球大学 国際地域創造学部/大学院観光科学研究科 ウェルネス研究分野 教授 荒川雅志 氏 |
3) | 話題提供:「MRIが考えるウェルネス戦略におけるスタートアップの役割と期待」 三菱総合研究所 参与 VCP総括 ヘルスケアVM特命リーダー 榎本亮 |
4) | 会員ピッチ 登壇企業 ※登壇順 ① ヘルスビット株式会社 代表取締役社長CEO 部坂 英夫 氏 ② 株式会社salmontech 代表取締役 田邉 将之 氏 ③ 株式会社ハイクラス 代表取締役 位高 駿夫 氏 ④ フラクタルワークアウト株式会社 代表取締役CEO ボディマネジメントパートナー 髙瀬 雅弘 氏 ⑤ mirrorX株式会社 代表取締役 川崎 剛 氏 ⑥ iSurgery株式会社 代表取締役 / CEO 佐藤 洋一 氏 ⑦ ユニロボット株式会社 瀬古 晃史 氏 ⑧ Olive株式会社 CEO 竹内 精治 氏 ⑨ 株式会社ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス 藤原 正和 氏 |
5) | 閉会 総会終了後、同一会場にて交流会 |