株式会社三菱総合研究所

Monthly NewsJanuary 18, 2022Monthly NEWS 2022年1月号

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年は、4月にINCFとプラチナ社会研究会を統合し、未来共創イニシアティブ(ICF)として新たなスタートを切りました。会員の皆さまのご協力のお蔭で、充実した活動を継続するとともに、新たな試みにも取り組むことができました。厚く御礼申し上げます。
本年も、活動内容をいっそう充実し、多くの会員・関係者とともに「共創」する機会の多様化を図ってまいります。会員の皆さまには、引き続き積極的なご参加とご協力をお願い申し上げます。

社会課題研究2021の動き

社会課題リスト解説セミナー第5回モビリティ(12月22日)

6月からシリーズで開催している「社会課題リスト解説セミナー」では、2020年度版の記載内容及び2021年度版で扱う新規課題を取り上げました。最終回となる第5回は、「モビリティ」分野を対象に解説し、チャットへの投稿や終了後のネットワークタイムを通して、多くの貴重なご意見をいただきました。参加者からは下記のようなコメントがありました。
◇「交通事業者としては、(オンラインでは代替できない)リアルの価値をいかに高めていくかがポイントになる」
◇「解決の方向性として、交通弱者にデジタル技術を活用してもらうことが示されているが、交通弱者はデジタル技術活用においても弱者となる可能性があるのではないか」
レポートはこちらからご覧いただけます。
https://icf.mri.co.jp/activities/activities-5803/
今回で、今年度の社会課題リスト解説セミナーは終了となります。多くの皆さまにご参加いただきありがとうございました。

社会課題リスト解説動画(モビリティ分野)の配信を開始

社会課題リストの内容をわかりやすく解説した動画を配信しています。一つの社会課題テーマにつき10分程度で、問題・課題・技術動向・規制動向の順で解説しています。
ウェルネス、水・食料、エネルギー・環境分野に続き、「モビリティ」分野で計5本の動画を公開しました。是非ご覧ください。 ※現在はICF会員に限定して公開しています。

<モビリティ>
・「交通渋滞による経済損失と環境悪化」
・「交通弱者の増大」
・「車中心社会による負の効用」
・「需要増加に対する物流キャパシティ不足」
・「移動せずに移動目的を果たすニーズの増加」

未来共創プロジェクト(FCP)の動き

行動変容FCP(実践編、全4回)の開催

社会課題の解決を図るうえでの大きなハードルは、多くの関係者が日々の行動を実際に変えること、すなわち「行動変容」です。例えば、生活習慣病の改善や介護予防には、本人が自分の健康維持を意識し、行動変容を実践することが欠かせません。本FCPでは、2021年開催の「講義編」に続く「実践編」として、具体的なテーマを設定し、行動変容を引き起こす方策をワークショップ形式で議論いたします。
■開催日程
第1回:2022年1月21日(金) 13:00~15:30
第2回:2022年2月4日(金) 13:00~15:30
第3回:2022年3月11日(金) 13:00~15:30
第4回:2022年3月25日(金) 13:00~17:00 (プレゼンテーションを含む)
■テーマ
(1)行動拡張 ~デジタルとともに、街に出よう。そして社会とつながろう~
(2)メンタルケアへの行動変容 ~ポピュレーションアプローチとハイリスクアプローチ~
(3)「自律的なキャリア形成」の第1歩を踏み出すには
詳細および本FCPへの参加のお申し込みは下記をご覧ください。
https://icf.mri.co.jp/activities/activities-5588/

活動報告

BAP2021最終審査会のレポート公開

12月10日(金) に開催した「ICF Business Acceleration Program 2021」最終審査会の詳細を、ICFサイトで公開いたしました。ファイナリスト7社のコメントや審査員講評も掲載しておりますので、是非ご覧ください。https://icf.mri.co.jp/activities/activities-5672/

ThinkLinkセミナーの開催(111日)

「ThinkLink」は、三菱総合研究所が研究・提言する「人と社会のウェルビーイング」を起点に、問いを設定し、仮説を導く共創コミュニティです。
1月11日には「まちと暮らしのミライを考える(いきいき暮らせる「住民主体」のまちとは?」と題したセミナーを開催いたしました。
「コミュニティを適切に区分けすることで議論が活性化することもある」「当事者意識が発現する適切なサイズがあるのではないか」との話が印象的でした。詳細は近日中にThinkLinkのWebサイトで座談会レポートとして公開予定です。
https://thinklink.mri.co.jp/index.html

今後の予定(1月~2月)

社会課題ディスカッション「心理的安全性を考える」の開催(21日)

「心理的安全性」という言葉を聞かれたことはありますか。
この言葉は、ハーバード大学のエイミー・C・エドモンドソン教授が1999年に提唱したもので、「チームの他のメンバーが自分の発言を拒絶したり、罰したりしないと確信できる状態」と定義されています。組織やチームが上手く動くために必要な要素は多くありますが、ウィズコロナでのチーム形成が求められる今、再び脚光を浴びている考え方の一つです。
皆さまの職場に「心理的安全性」はありますか?「いや、そんな環境で良い仕事ができるはずない」「むしろ厳しい規律こそが大事」と思われる方もいるかもしれません。ぜひ、この機会に一緒に議論してみませんか。ご参加をお待ちしています。
第1回:2月1日(火)15時~17時
ディスカッション内容 
・心理的安全性とは何か、その必要性 
・私の組織での心理的安全性 
・心理的安全性の確保に向けた課題
詳細および参加のお申し込みは下記をご覧ください。第2回は3月1日(火)開催を予定しています。
https://icf.mri.co.jp/activities/activities-5866/

「ユニーク人財を対象としたダイバーシティ&インクルージョン研究会」(128日)

三菱総合研究所は、東京2020大会の開催決定直後よりレガシー創出を目指し、「レガシー共創協議会(会長:早稲田大学 間野義之教授)」を主催しました。大会後の調査結果をとりまとめる中で、「ダイバーシティ&インクルージョン」の機運に着目しています。
このたびレガシー共創協議会はICFと連携して「ユニーク人財を対象としたダイバーシティ&インクルージョン研究会」を発足します。アスリートやアーティストなど、一般とは異なるキャリアを歩んできた「ユニーク人財」に着目し、こうした方々を企業や地域がどのように受け入れていくべきなのか、皆さまと一緒に考えていきたいと思います。 
 以下の通り、キックオフイベントを開催しますので、ご関心のある方は是非ご参加ください。
日時: 2022年1月28日(金)15:30~17:30
開催方式: オンライン(Zoom)
プログラム:
(1)研究会発足の趣旨(三菱総研)
(2)レガシー調査結果の報告と提言(レガシー共創協議会)
(3)三菱総合研究所の取組み(三菱総研)
(4)対談「アスリートのセカンドキャリアへの挑戦」  
   大和シルフィード(https://www.yamato-sylphid.com/)大多和亮介 社長  
   日本体育大学 横田匡俊 准教授
<参加申込>
https://mri.smartseminar.jp/public/application/add/4373

会員ニュース

一般会員(ベンチャー企業)の12月のプレスリリースをとりまとめました。以下URLからご覧ください。https://icf.mri.co.jp/wp-content/uploads/2022/01/icf_mn_202112.pdf

今月の新規会員
12月にICFに参画された新規会員は以下の通りです。
株式会社MIJ labo(ベンチャー)
• 合同会社サンク・サンク(ベンチャー)
• 株式会社Smart119(ベンチャー)
• 株式会社 Proxima Technology(ベンチャー)
• マイクロ波化学株式会社(ベンチャー)
• リスク計測テクノロジーズ株式会社(ベンチャー)
• 公益社団法人日本マーケティング協会(賛助)
※会員一覧はこちらをご覧ください(総会員数:562)
https://icf.mri.co.jp/member/

TOPICS

今月の本:『「共領域」からの新・戦略 イノベーションは社会実装で結実する』
(三菱総合研究所 編著、2021年11月発行、ダイヤモンド社)

イノベーションは社会実装ができて初めて価値を生み出しますが、それは日本企業が不得手とするところでもあります。三菱総研はその解決のカギとなるコンセプト「共領域(=多様な人や組織のつながりによって価値を創出する)」を提言しています。
本書ではICF活動についても「拡張された共領域」の例として紹介しています。ICF事務局も執筆に協力していますので、お手に取っていただければ幸いです。

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ICFは、FacebookとTwitterでも情報発信しています。会員の皆様とのコミュニケーション、オープンイノベーションやビジネスによる社会課題解決に関心のある方への発信が目的です。ぜひフォローをお願いいたします。
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