ウェルネス
経済成長とともに平均寿命が延びる一方、生活習慣病やがん、認知症の患者数が増加しています。健康寿命を延ばし、人々が活き活きと暮らすためには、医療サービスへのアクセス確保や高齢者の自立支援が必要です。他にも女性の健康課題、孤独や孤立による健康リスクの増大など、健康に関する問題は多岐にわたります。また新型コロナウイルスによって、感染症に対する認識や暮らし方は大きく変化しました。
ICFでは、ウェルネス分野の問題・課題を7つに整理しています。
水・食料
水や食料は、気候変動や自然環境の大きな影響を受ける分野です。すべての人に安定的な水と食料を提供するためには、水の循環、食料の生産・供給・消費の効率を高める必要があり、特に農業・漁業を効率化して担い手と産物を確保する必要があります。健康的な食事へのアクセス向上、食の多様性やコミュニケーション促進も重要なテーマです。
ICFでは、水・食料分野の問題・課題を7つに整理しています。
エネルギー・環境
世界でカーボンニュートラル実現を目指す国と地域が120以上に増え、民間企業もESG経営を求められています。各国は再エネへの取り組みを進め、発電コストや安定供給の課題解決も進展しています。エネルギー需要に関しては省エネ製品やエネルギーマネジメントなどに改善が必要です。循環型社会の実現により、資源の有効活用を図り、環境汚染・破壊や生物多様性の損失を防ぎ、自然のエコシステムを維持していくことも重要です。
ICFではエネルギー・環境分野の問題・課題を5つに整理しています。
モビリティ
自動車や鉄道による移動の自由度向上と共に、交通渋滞や交通事故、公共交通機関の持続性、トラックドライバー不足などの問題が生じています。これに対し、新技術やサービスの開発が進み、ライドシェア、デマンド交通、自動運転などが注目されています。また、デジタル化の進展により、移動による楽しさや豊かさをもたらす「モビリティ」としての価値創出も可能になり、電動キックボードや遠隔操作ロボットを活用した移動しない体験などが登場しています。
ICFではモビリティ分野の問題・課題を4つに整理しています。
防災・インフラ
レジリエンス(災害に対する強靱性)は全世界で重要課題となっています。防災力強化のためには、防災教育や被災予測技術、災害後のインフラ復旧対策が必要です。また、都市・地域インフラの老朽化や空き家問題、サイバーセキュリティの脅威なども社会問題となっています。AIの活用、広域インフラの統廃合などの効率化に加え、民間技術や経営ノウハウの活用が求められます。
ICFでは防災・インフラ分野の問題・課題を4つに整理しています。
教育・人財育成
人生100年時代には、新時代に必要なスキルや知識の学び直しの重要性が高まっています。教育機会を個人に合わせて提供できるEdTechが重要な鍵です。情報の氾濫や社会の分断は新たな問題であり、デジタル技術の適切な活用が期待されます。さらに、ダイバーシティー&インクルージョンは、すべての人が社会に貢献できるための必要条件です。
ICFでは教育・人財育成分野の問題・課題を下記4つに整理しています。