株式会社三菱総合研究所

その他July 01, 2023海外動向レポート

新産業創造に関連して、米国・欧州・アジアではどんな動きがあるのか、グローバル視点での企業と行政の最新事例をお送りします。環境・新エネルギー、ライフサイエンス、ヘルスケア、情報通信など、新たな産業の動向、それらを支える技術、サービスをお知らせする予定です。

2023年

2023年7月 車両の通信(V2X技術)(日本語)/Communicating Vehicles (V2X Technology)(英語)
V2Xというコンセプトと技術が世界で注目されている。V2Xとは、「Vehicle to X」の略で、車両と様々なものとの間の通信や連携を行う技術のことを指す。V2X技術搭載車は、安全性、環境面などで多くの利点がある。今回は米国で実施されたアウディアのV2Xの実証実験や米国政府の対応と今後の展開を示す。

2023年6月 ソーラーガラスの窓による発電(日本語)/Solar Glass Windows(英語)
太陽光発電の新たな潮流として、窓ガラス自体が発電する技術が注目されている。この事業化に取り組むのは、カリフォルニア州サンタバーバラに拠点を置くネクストエナジーテクノロジー社、そしてマサチューセッツ工科大学が立ち上げたユビキタスエナジー社というスタートアップである。今後オフィスビルがこのソーラー窓を活用すれば脱炭素に繋がる可能性があり、その動向を紹介する。

2023年5月 高齢社会に向けた技術の革新と成長への資金提供(日本語)/Funding Innovation and Growth of Technologies for an Ageing Society(英語)
最近のスタートアップ分野で注目すべき動きとして、今回はイギリスの事例を紹介したい。英国研究・イノベーション機構(UKRI)は、中央官庁の支援の元に設置され、高齢社会分野では、1)疾病発見の迅速化、2)健康長寿、3)データを活用した早期診断の3つに注力してスタートアップに積極的な投資を行っている。その具体例として、補聴器技術に強みのあるスタートアップのEarSwitch社に対してUKRIが行ったデジタルヘルス分野投資や連携の概要を紹介する。

2023年4月 アルツハイマー病の新治療薬を取り巻く課題(日本語)/Challenges Surrounding The New Alzheimer’s Treatments(英語)
アルツハイマー病をはじめとする認知症は、日本だけでなく米国でも大きな問題となっているが、近年では新薬の開発など目覚ましい進展を見せている。今回はアルツハイマー病の新薬の開発の状況や高額な治療費、人材不足の課題などの最新動向を紹介する。

2023年3月 高度AIシステムとヘルスケア(日本語)/Advanced AI Systems and Healthcare(英語)
ChatGPTに代表される人口知能(AI)の活用について、病院やヘルスケア分野における活用はどのような状況だろうか?医師が患者の情報をチャットボットに伝えると、可能性のある診断のリストと治療計画を提案するというサービスを開発した企業を紹介する。

2023年2月 サム・アルトマンの人間寿命延長への賭け(日本語)/Sam Altman’s Bet on Extending the Human Lifespan(英語)
ChatGPTの大ヒットで注目されるオープンAI社のサム・アルトマンCEOは、次の成長産業として、人間の健康寿命の延伸に注目しており、レトロ・バイオサイエンスという企業に1億8000万ドルを投資したことが最近明らかになった。今回は、このレトロ・バイオサイエンス社の細胞を若返らせる技術や連携パートナーの動向を紹介する。

2023年1月 高齢者のための回想療法(日本語)/Reminiscence Therapy for the Elderly(英語)
バーチャルリアリティ(VR)は多様な分野で活用されているが、高齢者向けの回想療法として注目されている。子どもの頃も思い出や好きな音楽を使い、身体の痛みやストレスの軽減を図る取組が進んでいる。ヘルスケアにおけるVR市場は毎年約35%成長すると予想されており、今回その具体的な技術やスタートアップ企業を紹介する。

2022年

2022年12月 錠剤型ロボット(日本語)/PillBot(英語)
鎮痛剤や苦痛を伴う胃や腸の内視鏡検査に代わり、ビタミン剤程度の大きさで飲み込める超小型ドローン「ピルボット(PillBot)」の開発がEndiatx社を中心に進んでいる。ピルボットは内蔵カメラの映像をリアルタイムで見られる遠隔医療であり、内視鏡検査市場が今後急速に拡大するなかで期待さており、その技術開発や今後の展望を紹介する。

2022年11月 3Dプリント設計への支援(日本語)/Supporting 3D Printing Design(英語)
3Dプリント建設市場は 2021年の約14億ドルから2031年には7500億ドルへの大幅な成長が見込まれている。今回は大学発のスタートアップ企業のNovineer社をケースに、その成長過程と商業化への成功のポイント、さらに産官学連携や公的機関のスタート支援プログラムの活用や資金調達の具体的事例を紹介する。

2022年10月 自己修復材(日本語)/Self-healing Materials(英語)
Self-healing Materials=自己修復材と呼ばれる市場が注目されている。タイヤのパンクを自動修復する技術が既に導入され利用者にメリットをもたらしている。この自己修復材は、将来は航空機の翼、人工衛星等への展開が期待できる。中核技術や今後の市場の見通しを紹介する。

2022年9月 パパ・パル~人材シェアリングの新たな潮流(日本語)/Papa Pals(英語)
シェアリングエコノミー先進国のアメリカ。UberやAirbnbが普及するなかで、最近は人材のシェアリングサービスが進展している。高齢者の日々の生活のサポートから始まり、さらに多世代のための買い物、移動等まで広がる生活支援ビジネスを紹介する。

2022年8月 議論を呼ぶ電気自動車政策(日本語)/Controversial Electric Vehicle Policy(英語)
米国の電気自動車政策が大きな局面にある。カリフォルニア州では2035年までのガソリン車の新規販売の禁止することを発表した。これは今後の自動車業界の雇用だけでなく、輸出戦略さらに環境問題への大きなインパクトが予想され、今回その動向と展望を紹介する。

2022年7月 メタバース×ユニバーシティ:大学のメタバース化(日本語)/The Metaversity(英語)
コロナ禍でのオンライン授業への不満から、米国の大学では学生による訴訟が起こっている。そうしたなかで、全米の10の大学が参加する「メタバーシティ」と呼ばれるプロジェクトは、メタバースとユニバーシティの融合であり、教員と学生がVRヘッドセットを着用し、実際のキャンパスと同じようにバーチャルリアリティ上で授業を進めるものであり、その概要を紹介する。

2022年6月 在宅勤務のトレンドは挑戦に直面している(日本語)/The Work-From-Home Trend Faces Challenges(英語)
コロナ禍をきっかけに米国のリモートワークはどのように変化しているだろうか?飛躍的に増加するリモートワークの傾向は、第二次世界大戦の終結以降、米国で最大の社会変化と呼ばれている。経営者が優秀な社員を保持するためには、リモートワークは必須となるなかでのトレンドを紹介する。

2022年5月 炭素回収とコンクリート産業(日本語)/Carbon Capture and the Concrete Industry(英語)
気候変動における脱炭素化に向けて米国ではどのような動きが進んでいるだろうか?コンクリート業界における先駆的事例について、カーボンリミット社の取組みを紹介する。同社はGoogleの「気候変動と戦う11のスタートアップ」に選ばれた企業として注目されている。

2022年4月 タッチDNAとDNAデータベース(日本語)/‘Touch’ DNA & DNA Databases(英語)
犯罪の捜査で、DNA鑑定は重要な役割を果たしてきているが、アメリカでは「タッチDNA」と呼ばれる最先端のDNAの分析方法とそのデータベース化が進んでいる。NPO、企業、研究機関での取組みを示す。

2022年3月 生物にヒントを得たコンクリート再生(日本語)/Bio-inspired Concrete Revitalization(英語)
コンクリート等インフラの経年劣化対応は大きな課題である。米国で進展するバイオ技術を生かしたコンクリートの自動修復、耐用年数向上の取り組みを紹介する。

2022年2月 3Dプリント住宅(日本語)/3D-Printed Homes(英語)
住宅需要が急増し価格が高騰化している米国では、3Dプリント技術を活用して安価に、迅速に、且つ廃棄物を少なくした住宅が動き始めている。3Dプリント住宅の市場、技術、参入企業の最前線を紹介する。

2022年1月 コロナ渦での高齢者のケアの変化(日本語)/Changes in Senior Care During Covid(英語)
新型コロナウイルス感染症は、日本では高齢者住宅や高齢者のケアに甚大な影響を与えたが、アメリカの動向はどうだろうか?施設内での居住者の孤立防止や交流機会、施設スタッフ同士のコミュニケーション等、どのように対応したか紹介する。

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